Aukey社のBluetoothスピーカー「Apollo」をテスト

Aukey top

Bluetoothスピーカーの便利さ、楽しさは一度使うと離れられません。
新製品も各社から次々に発売されていますが、今回はAmazonでもブレイク中の新進メーカーAukey社の新製品、「Apollo」を試してみました。
例によって、引き合いに出されるのはアマゾンベーシックの「BTV-1」です。

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AukeyのApolloは、ずっしりガッシリメタリック!!

apollo箱

やって来ました、AukeyのAPOLLO様。
箱からして、何やら高級感が漂っています。
で、まず、このケースにまとわりつくスリーブが取れにくい。モノスゴーク取りにくかったです。
ビリっと破いちゃえばいいんですが、なんか負けた気がして嫌なのでじわじわ頑張って外しました。

▼箱を開けると、こんな具合です。
apollo012

何やら、本体は見えず、社名ロゴの入った紙が乗ってました。くどいほどの高級感の演出です。

▼さらに下へ
apollo013

▼中身はこんな感じです。
apollo 中身

本体と取説、マイクロUSBーUSBケーブル、3.5mmオーディオケーブル、収納用ポーチが入ってます。
ケーブル類はなぜか蛇のようなカラーリング。

色合いは少々キモいですが、高性能マウスに見られるような断線に強そうなしっかりしたケーブルです。
長さもたっぷり1mあります。

▼ケーブルのアップ。何度も言いますが、ちょっと蛇みたいでキモい。
apolloケーブル

▼ポーチに入れると、パッツパツです。
apollo019

▼やっと本体の様子へ。上下左右からの様子。
APOLLO外観

本体は写真からもわかるように、三角柱を横にしたような形状です。ロータリーエンジンを彷彿とさせますが、わからない方は、さっさと以下へ。
外装はヘアライン仕上げのステンレスです。
スピーカーグリルも金属メッシュで、AUKEYの文字が躍ります。
底面には、テーブル等を傷つけないよう、ゴム足が装着されています。

天面にスイッチ、ジャック類がすべて集約されており、視認性は良好です。
電源スイッチはスライド式です。AUX端子と充電用のマイクロUSB端子があります。
スイッチは、音量、曲送り戻し、スマホ通話ボタンです。
音量は長押しで操作、通話ボタンは再生、停止ボタンとしても動作します。
そして、このスピーカーの一番の売りである「3Dステレオサウンド」モードへは、局送りと局戻しを同時に3秒くらい押すと、LEDの色が青から緑+青に変わり、音場に広がりが出てきます。

アマゾンのスピーカーは天面と両サイドにスイッチやジャック類が分散されていて、いちいちどっちかな、と見るのが手間といえば手間です。

正面のスピーカーグリルだけでなく、両サイドにもスピーカーが見えます。
これはいわゆる「重低音」担当です。
低音が効いた音楽を再生すると、この部分がズビズバと揺れているのが見て取れます。

▼APOLLOのサイズ感はこんな感じです
apolloサイズ1

apolloサイズ2

apolloサイズ3

私の中でBluetoothスピーカーのベンチマークとなっているアマゾンBTV-1と、高さ、幅、奥行きともに同等の大きさです。
ただ、APOLLOは直方体でなく三角柱に近い形状のため、見た目がスリムです。
シルバーの外観も、軽快な印象を与えます。(ちなみに、ゴールドカラーもあります。)

▼重さは、正直重め。
APOLLO重さ

APOLLOは、アマゾンBTV-1より300グラムほど重いです。
これは結構、ずっしりと来ます。
箱を持った時に、「おお」と思いましたが、案の定スピーカー本体が重たいんですね。

▼ペアリングは、やっぱりカンタン
apolloのペアリング

ペアリングは全く簡単で、スイッチを入れ、スマホやタブレット側の端末で「Aukey APOLLO」を選びます。
それだけ。
あっという間にペアリングが完了し、即座に音楽を楽しめるようになります。

それでは、使ってみた印象を述べていきたいと思います。

Aukey-Apolloのここがすごい

・低音がバシッと決まる。量感があり、厚みがある。
このAukeyのAPOLLO、新製品ということで定価12999円のところ、7999円とセール中(記事作成時点)。
この値段なら、という断り付きにはなりますが、正直「いい音だなー」とぼんやりしました。

2万、3万のBluetoothスピーカーは試したことがないんですが、1.5万のBOSEなら試したことがあります。
ソリッドな重低音に酔う!BOSEの新型スピーカーが大変よろしい

低音のカタマリ感は、BOSEの方に軍配が上がるかなと思いますが、低音と中音、高温とのバランスや音の広がり感はやはりステレオなだけあって、APOLLOの方に分があります。
左右に長い形状のメリットをうまく活かしているといえます。

・なんといっても3Dステレオモードがス・テ・キ
局送りと局戻しのボタンを同時押しで待つこと3秒。
一瞬音が切れて、一気に広がりのある「3Dステレオモード」に突入します。

はっきりいって、これには参りました。感動的です。
高校生の時に初めて、ラジカセでなくケンウッドのステレオコンポを買った時の感動に似ています。
音楽ホールで聴いているような、すばらしい広がりが生まれます。
7999円でこれだけの音が味わえるなら満足です。

低音の量感はほとんど変わらずに、ボーカルが前に出て、中音、高音が左右から回り込むように聞こえてきます。
ただ、曲によってはノーマルモードの方がボーカルがぼんやりしない場合もあるので、好みを見つけるのも楽しみの一つでしょう。

・高級感のある外観
アルミ外装のデザインが、高級感がありプラスポイントです。
三角なデザインは、好き嫌いが分かれるところかもしれませんが、見た目に安定感を与えるデザインかなと思います。
サイドの三角形のパネルを止めるビス頭の形状も三角形になっており、細かなところでさりげないデザインを凝らしているのも、本気度が伺えます。

Aukey-Apolloのここはもう少しがんばれ

・やっぱり、ちょっと重いかな
アマゾンBTV-1より300グラム重い750グラムで、実際手で持ってみるとずっしりドッシリ重たいです。また、デザインが三角形で、横に長い形状なので持ち上げるときに片手でホイッと持ち上げるのが難しいです。
両手でサイドの三角形部分をもって運ぶ、という持ち上げ方になると思いますので、手軽にヒョイヒョイ持ち運ぶというのがやや面倒になる印象です。
もちろん、床に落とせば、とがった三角形の頂点が床にジャストフィット、凹むというより穴が空くという事態をもたらすでしょう。

・LEDが主張しすぎ
アイキャッチ画像を見ていただくとわかりますが、スピーカーグリルの真ん中に電源オンを示すLEDが点灯します。
グリルの向こう側からほんのり灯るLEDはオシャレではありますが、少々邪魔に感じることもあります。
天面か、もっと端の方でもいいのにな、と思います。
また、3Dステレオモードにすると緑+青で光り、モードが変わったことを知らせますが、やっぱり目立つので鬱陶しいと思うこともあります。

・スイッチにも高級感を持たせてくれたら
外装のアルミパネルは、きれいなヘアライン仕上げがされていて高級なイメージを醸し出していますが、天面のスイッチはただのグレーのプラスチックです。スライドスイッチも同様にプラスチック。
これが、もうちょっと素材なり、色なりに凝ってくれていたら高級感が倍増したと思うんです。
ちょいちょい操作する部分なので、当然視界に入るわけですから、こういう細かな、スイッチまで気を配ってくれてたら、ほぼ完ぺきだったんじゃないかと思うわけです。

Aukey-Apollo まとめ

apollo004

Aukeyの新作Bluetoothスピーカー、APOLLOについてあれこれ語りましたが、予算1万以内でBluetoothスピーカーを探しているなら、文句なくベストバイアイテムと言えるでしょう。

3Dステレオモードがなかったとしても、音質は及第点だといえます。
ウーファーがスピーカーの両サイドにあるため、低音の響きが豊かに感じられるのでしょう。
アマゾンBTV-1はウーファーがスピーカーの裏側にあるため、量感が少々物足りなく感じます。

スマホだけでなく、タブレットやPCでもBluetoothが搭載されていれば無線で楽々操作でき、Bluetooth機能がなくてもステレオケーブルでも接続できるので、高音質なコンパクトスピーカーとして考えても十分候補に挙がると思います。

コンパクトなスピーカーもいいけど、やっぱりちょっとでもいい音で音楽や動画を楽しみたい、という方にぴったりのスピーカーです。

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