防火区画の防火戸の要件を修正しました

注:最新の令112条はこちらの記事でご確認ください。記事内の項ずれは適宜読み替えてください。ご不便をおかけしますがご了承ください。
【2020年(令和2年)版】 基準法施行令112条(防火区画関連)最新条文(告示番号付き)

下記の記事の画像で、竪穴および異種用途区画と他の区画の場合の、防火戸に要求される性能の説明で不足部分があることをご指摘いただきましたので、画像を修正しました。本当にありがとうございます。

防火避難規定 防火区画 区画する防火設備や配管設備の措置について
(元の記事も修正済みです)
修正した画像はこちらです。
112防火区画防火戸修正

具体的には、防火戸の自動閉鎖のための感知器の仕様を、告示にそって正しく記載しました。

修正前の画像では、どちらも同じように記載していたのですが、令112条14項の1号と2号では仕様が異なりますから当然です。
頂いたご意見は下記のようになります。ご意見をくださった方に連絡が取れず承諾を得ていないのですが、私に一任いただいたと解釈して、文章を掲載させていただきます。

竪穴区画・異種用途区画に設ける常時開放式防火戸の作動要件に関して、
令112条第14項第二号がかかりますので、
『②熱、煙感知器との連動による自動閉鎖装置及び予備電源温度ヒューズ連動閉鎖装置』
という、いわゆる面積区画に設ける一号扉(令112条第14項第一号)の要件とは、
差を設ける必要があると考えます。
竪穴・異種用途区画に設ける常時開放式防火戸には、必ず『煙感知器との連動』が必要です。
(令112条第14項第二号ロより。面積区画は令112条第14項第一号ニなので、この記載②の表現となる。)

一号扉はS48告示2563号第1~第4の中に熱感知器や温度ヒューズも有りますが、
二号扉はS48告示2564号から、S48告示2563号第1第二号ハを参照するので、『煙感知器又は熱煙複合
式感知器、連動制御器、自動閉鎖装置及び予備電源を備えたものであること。』の要件が必ず出ます。

竪穴区画、異種用途区画に設ける常時開放式防火戸は「煙感知器との連動」、いわゆる「けむかん連動」機能がなければならないという重要な部分が抜けていたという次第です。

ご意見をくださった方が実際ご覧頂き、掲載はやめてほしいということがありましたら、改めてご連絡ください。
今後共、役立つサイト作りのために、ご意見、ご指摘がありましたら問い合わせフォームからお知らせください。
よろしくお願い致します。

建築物の防火避難規定の解説2016
by カエレバ

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