法令用語の読み方「以上・以下・超える・未満」





建築の仕事をされている方や建築士の勉強をされている方は理系の方が多いと思いますので


こんなことをわざわざ解説することもないかなとは思いましたが、意外と盲点かもしれないと思いあえてお話します。

「以上・以下」

これは、基準になるポイント(建築基準法ではほとんどが数値です)を含んで、大きいか小さいか、上か下か、などを表します。

「超える・未満」

これは、基準になるポイント(建築基準法ではほとんどが数値です)を含まず、大きいか小さいか、上か下か、などを表します。

図解すると大変簡単ですがこのようになります。

以上以下未満超

これは数学に出てくる不等号で表すとよりわかりやすいでしょう。
以上、以下は≧、≦で表されます。
超えるの場合は、<、>となり、イコールが書かれていません。
ちなみに、「超えない」という表現も建築基準法には登場しますが、「超えない」となると、基準の数値を含みます。
「200㎡を超えない」とあれば、「200㎡以下であれば良い」と読み替えることが出来ます。

具体例で見てみましょう。

法6条1項三号

3.木造以外の建築物で2以上の階数を有し、又は延べ面積が200平方メートルを超えるもの

この条文だと、階数については2以上と言っていますから、地上3階建てはもちろんのこと

地上2階建てや地上1階地下1階の建築物が該当します。

(階と階数についてはこちらの記事を参照ください→まぎらわしい「階」と「階数」

また、面積については200平方メートルを超えるといっているので、200㎡ちょうどであれば該当せず、200.01㎡だと超えたということになります。

こんなギリギリのことあるのかと思われるかもしれませんが、面積や階数はギリギリは難しくても高さはギリギリで調整できることがありますから、うっかり規定の高さを超えてしまった時なんかは、基礎を埋めたり、平均地盤を上げたりして、見えない苦労を重ねる時もあるのです。



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