Kindle Paperwhite (ニューモデル) の実力や如何に?!

PWアイキャッチ記事

6月30日に、AmazonよりKindleペーパーホワイトのニューモデルがリリースされました。

ほっといても売れるであろうKindleペーパーホワイトの最新機種を、ご多分に漏れず私もゲット。
発売日に何かを買うなんて、スーパーファミコン本体を買った時以来かもしれません(嘘ですけど)

新型のKindleペーパーホワイトは、旧モデルから何が変わったのでしょう。
公式サイトのスペック表を見ると一目瞭然です。

Amazon
より)

まずこちらが、旧モデル(2013年:第6世代)のペーパーホワイトのスペックです。

ペーパーホワイト2013

続いて、ニューモデル(2015年:第7世代)のペーパーホワイトのスペックです。

ペーパーホワイト2015

もうお分かりですね。
解像度が「300ppi」にパワーアップして、最高級機種であるKindle Voyageと同じ解像度となりました。

最も大きな進化はこの解像度のパワーアップですが、他の細かな点も含めて、旧モデル(第6世代)と新型の第7世代とを比較してみます。

(ちなみに、Kindleペーパーホワイト第6世代を含む、Kindle3機種の比較についてはこちらの記事で確認できます。Kindle3兄弟を比較して、最優秀Kindleを決めた

スポンサーリンク

Kindle Paperwhite ニューモデル様、降臨!開封の儀!!

Kindleペーパーホワイト開封

デジタルガジェットを購入したら、まずは行うことになっているのかもしれない開封の儀ってやつは、正直Kindleペーパーホワイトの画質比較と何の関係もないので、割愛します(笑)

上の写真で、中に何が入っているかわかると思います。
さあさあ、本題に入りましょう!!

Kindle Paperwhiteの新旧画質を比較(2015VS2013)

Kindle Paperwhite テキストの表示画質を比べる

それでは早速、Kindleの真骨頂、テキスト表示の画質を比較していきましょう。
この記事で出てくる画像で、2もしくは3種の画像の右端が、Kindle Paperwhiteのニューモデルのものです。
基本はKindle Paperwhiteの第6世代と第7世代を比較していきますが、たまにiPad mini2も出てきます。

▼フロントライト照度が最小(フロントライト:オフ)のとき
照度が最小
第7世代の方が、コントラストが高く、はっきり見えます。

▼フロントライト照度が最大のとき
フロントライト照度が最大

▼フロントライト照度が最大(斜めにみたとき)
フロントライト最大斜め

フロントライト照度を最大にした時は、画面の色味にかなり違いが現れます。
第6世代はかなり白っぽい見え方で、第7世代はより自然というか、目にやさしい色合いと言えます。

周囲が明るいときに、フロントライト照度を上げるとコントラストがはっきりし文字が見やすくなりますが、長時間画面を見つめる、すなわち長時間の読書では第7世代の方がやさしい色合いで、目の疲労が少なくなると思われます。
真っ白いバックが好きなんだ、という方にとっては物足りないかもしれませんが、目にやさしいのは第7世代といえそうです。

▼フロントライト最大時の影の出方比較
影の出方

▼フロントライトの照射部(第7世代)
フロントライト照射部

フロントライトは画面の下側から、画面の表面を照らすように設計されてます。スマホやタブレット端末はスクリーンの裏側から照らすバックライトであるものがほとんどです。
フロントライトの方が、目の疲労感が少なく、紙の本を読んでいる感覚に近くなります。

影の出方を比べてみると、第7世代のほうが、影のムラも抑えられているように思います。ライトの構造上、どうしてもライトとライトのあいだの部品の影が出てしまうようですが、第7世代では色味などを調整して、より見やすく改良されたのでしょう。

▼フォントサイズによる見え方の違いを比べてみる(最大から最小まで8段階)
DSC09590_R

DSC09591_R

DSC09592_R

DSC09593_R

DSC09594_R

DSC09595_R

DSC09596_R

DSC09597_R

よく見比べてみると、フォントサイズが大きい方の4段階までは、第6世代の方が表示される文字数が多いようです。
これは、作品によって多少の違いはあります。

ただ、フォントサイズを最小にした時は、明らかに第7世代の方が文字の表示数が多くなります。
ここで、第7世代の解像度の高さが遺憾なく発揮されているということが確認できます。小さい文字を大量に表示しても、しっかり読むことの出来る解像度を有していると言い換えることが出来そうです。

第6世代でも、テキストの表示は十分キレイで、読書にあたっての不自由はありませんでしたが、こうして比べてみるとやはり解像度アップの効果はテキメンであると言えそうです。

▼マクロ撮影による解像度比較
マクロ テキスト

これは、スマホ用のマクロレンズでKindleペーパーホワイトを撮影したものです。
こんなやつですね。
マクロレンズ

Mpow Clip-On レンズ 3点セット (魚眼、マクロ、広角 レンズ) スマートフォン タブレットPC 用 [並行輸入品]
by カエレバ

こうしてみると、Kindleペーパーホワイトの第7世代の解像度の高さがよくわかります。
第6世代は、斜めの線でジャギー、いわゆるギザギザが見えていますが、第7世代はまったく見えません。もはや、印刷物レベルです。

ついでに、iPad mini2との比較も載せてみます
マクロ撮影3機種

画面表示の構造が違うので、iPad mini2を引き合いに出すのは少々違和感がありますが、超滑らかに見えるRetinaディスプレイも拡大するとドットが見えます。Kindleペーパーホワイト第7世代はドットらしきものが見えていないのは驚きです。

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つき
by カエレバ

Kindle Paperwhite コミックの表示画質を比べる

▼フロントライトの照度最大時
DSC09603_R

DSC09604_R

▼フロントライトの照度最小時
DSC09611_R

DSC09612_R

▼横向き表示 第6世代
横第6世代

▼横向き表示 第7世代
横第7世代

▼横向き表示 照度最大時
横向き表示比較 照度最大

▼細かなフキダシの見え方(照度最大) 第6世代
6最大

▼細かなフキダシの見え方(照度最大) 第7世代
7最大

▼マクロ撮影での比較
プーアルマクロ

ワンピースマクロ比較

例に上げた漫画がドラゴンボールのフルカラー版のものなので、モノクロ版とは多少異なるとは思いますが、ベタ部分のコントラストの違いはよく出ていると思います。

第6世代でも、細かなフキダシもしっかり認識できますが、第7世代のほうがより滑らかで、視認性も高いことがわかります。そもそも写真が下手というのはご容赦ください。

また、マクロ撮影での比較では、プーアルのヒゲや輪郭部分で、第6世代はジャギーが確認できます。
マクロ撮影比較の下の画像は、ワンピースの1場面からですが、第7世代は「STATION」の文字が潰れずに読めます。

ワンピースのように細かな絵をびっしり書き込むような漫画では、高解像度の恩恵が如実に現れます。

ただ、引き合いに出したドラゴンボールもワンピースも、フルカラー版のものなので、iPad mini2で読むのとは見た目の鮮やかさに違いはあります。

DSC09628_R

Kindle Paperwhite (ニューモデル) Wi-Fi 、キャンペーン情報つき
by カエレバ

Kindle Paperwhite 写真の表示画質を比べる

▼写真集の画質比較(照度最大)
写真 最大

DSC09624_R

▼写真集の画質比較(照度最小)
写真 最小

DSC09625_R

▼写真をマクロ撮影で比較
写真 マクロ比較

▼KindleペーパーホワイトとiPad mini2の写真の見え方比較
写真カラー

写真集をわざわざ白黒のKindleペーパーホワイトで見ようという人は少ないかもしれませんが、端末の軽さやKindleストアとの連携性などのメリットを優先する場合もあろうかと、一応比較してみました。

やはり第7世代の方がコントラストが高く、くっきりと見える印象です。
マクロ撮影で確認してみても、細部までしっかり描写しきれていることがわかります。

ただ、やっぱり写真集などはタブレット端末でカラーで見るのが良さそうですね。

Kindle Fire HDX 7 16GB タブレット
by カエレバ

Kindle Paperwhite 活字との見え方を比べる

▼Kindleペーパーホワイト第7世代と新聞紙切り抜き
第7世代と新聞

▼Kindleペーパーホワイト第6世代と新聞紙切り抜き
第6世代と新聞

ここでは敢えてKindleペーパーホワイトと活字(新聞)の見え方を比べてみました。
こうしてみると、テキストの閲覧ということであれば第6世代でも全然問題ないことがわかります。

第7世代はもう活字との差が感じられないほど、表示がキレイです。

Kindle Paperwhite 本体の重さや質感の違いを比較

Kindle Paperwhite 新旧モデルの重さを比べる

Amazon公式でのスペック比較では、2013年(第6世代)と2015年(第7世代)はほとんど差がありません。

▼第6世代スペック
R_2013仕様要点

▼第7世代スペック
R_2015仕様要点

重さはわずか1グラム(WiFiモデル)、本体サイズは全く同じで、ストレージ容量も通信方式も同じ。
大きく異なるのは、最大の売りである「解像度」の高さです。

一応、重さも量ってみたので写真を載せておきます。

▼Kindleペーパーホワイト 重さ比較
Kindleペーパーホワイト重さ

実測では5グラムほど差がありましたが、誤差の範囲と言っても良いレベルでしょう。
画面がガラスではないことも、軽量化に寄与していると思われます。

ちなみに、外装寸法が新旧モデルで全く同じことから、旧モデルからの買い替えの場合でもケースがそのまま流用できます。

ケースについてはAmazon純正で無いのにバカ売れしているInateckのケースが軽くて良いと思います。
Kindleペーパーホワイトケース

記事もあるので良かったら参照してください。(オトナシブいKindle paperwhite用ケースを見つけた

Inateck Kindle PaperwhiteとNEW Kindle Paperwhite(2015)用 Microfibril PU レザーケース マグネット付き ブラック
by カエレバ

Kindle Paperwhite 新旧モデルの外装を比べる

Kindleペーパーホワイトの第6世代と第7世代とでは、外装の仕上げに微妙に違いがあります。
本を読むという、Kindleペーパーホワイトの本質にはなんら影響はありませんが、簡単に紹介しておきます。

DSC09630_R

DSC09631_R

DSC09633_R

DSC09635_R

よく見ないとわからないのですが、画面のまわりのベゼル部分の仕上げ(模様)が、微妙に違います。
また、画面下のKindleのロゴが、第6世代はシルバーだったのに対し、第7世代は光沢のあるブラックで、あまり目立たない仕上げになりました。

細かいところではスリープボタンが、第6世代はツヤ消し、第7世代はツヤ有りです。

一番わかり易い違いは、背面のAmazonロゴが、第6世代はエンボス加工に光沢仕上げ、第7世代はエンボス加工のみとなっています。

Kindle Paperwhite 画面の反射をiPad mini2と比べる

画面の反射のしにくさは、素材が樹脂であることからも想像に難くありません。
Amazon公式でも、直射光のもとでも見やすいことが強調されています。

映り込み

上の写真からもわかるように、iPad mini2の画面には盛大に映りこみが発生します。

Kindleペーパーホワイトには画面表示の鮮やかさは求められておらず、樹脂製の画面で反射も少ないほうがより目に優しい、ということはやはりKindleペーパーホワイトを使って閲覧すべきはテキストなのだ、というAmazonからのメッセージとも受け取れます。

Kindle Paperwhiteを最大限お得に購入、活用するには?

いつまで続くかわかりませんが、しばらくはニューモデルのKindleペーパーホワイト第7世代の購入キャンペーンが展開されるはずです。

このバナーからもわかるように、「プライム会員」になれば4000円もお安く買えます。

すでにプライム会員になっている人はもちろん、これからプライム会員になろうという方にもボーナスが用意されています。

R_4000オフ詳細

上の資料によると、プライム会員無料体験を申しこめば、後日4000円分のAmazonギフト券が送られてくるというではありませんか。
先に14280円を払うので、「実質」4000円値引き、という表現にはなろうかと思いますが、これを利用しない手はありません。
(1年以内にプライム会員をやめてしまうと、ギフト券は無効になりますのでその点は要注意です。ギフト券を使ってしまっていても、クレジットカードに請求されるとのことです)

なぜかというと、Kindleペーパーホワイトをこれから利用していこうというのに、プライム会員にならないのは大変もったいないことなんですね。
プライム会員になると、毎月1冊、Kindleオーナーライブラリーから好きな本を読むことが出来るんです。1冊400円だとしても、12ヶ月で4800円。
もう、元をとりました。

プライム会員 特典550
Kindleオーナーライブラリー550

さらにプライム会員は対象商品ならお急ぎ便の利用や、配達日時の指定ができます。
配達日と時間が指定できれば、いちいち不在連絡をする必要がなく、本当に便利です。

使えばわかるプライム会員の便利さ、さらにKindleペーパーホワイトニューモデルが4000円引きになるチャンスを利用しない手はないのです。

パターン別:Kindle Paperwhiteのニューモデル2015は買いか、待ちか

Kindleを持っていないけど電子書籍に興味がある

Kindle以外にも電子書籍端末や電子書籍サービスは数多くありますが、電子書籍の種類の豊富さ、サービスの利便性、電子書籍以外の買い物との連携など、メリットを考えると、Kindleから電子書籍を始めれば失敗する可能性はかなり低いと言えます。

そして、上でも書いたように今Kindleを買うのなら、プライム会員になって4000円引き、つまりおよそ1万円で高解像度のKindleペーパーホワイトが手に入るわけなので、答えは「買い」という事になります。

売れている端末なので、ケースなどのアクセサリー関係も充実しているのもポイントです。

普及版Kindleを持っている人は

一番お手軽版のKindleを持っていて、1年位使ったというのであればもう十分元は取りました。
今後もKindleで読書を楽しんでいこうというのなら、ニューモデルのKindleペーパーホワイトに買い換えるベストタイミングでしょう。

すでにKindle端末の使い方もわかっているので、すんなりと高解像度での読書の世界に入っていけるというわけです。

つまり「買い」であると断言できます。

Kindle2013(第6世代)もしくはそれ以前のモデルを持っている人は

これは大変悩ましいですが、やはり「買い」でしょう。2013年以前のものなら、確実に「買い」です。
かくいう私も、2月に旧Kindleペーパーホワイトを買ったばかりです。

で、まんまとプライム会員にもなり、すっかりAmazonに載せられてニューモデルに手を出しましたが、まったく後悔していません。
旧モデルは家族と共有すればいいですし、売ろうとしても市場ニーズがあるのでそこそこの値段になります。

本体寸法が同じなので、ケース類をそのまま流用できるのも大きなメリットです。余計な出費がなくて済みますから。

欲を言えば、ストレージがせめて8GBになって欲しかったとも思いますが、Kindleペーパーホワイトであまり漫画は読まないので4GBでもかなり余裕はあります。

漫画をたくさんKindleペーパーホワイトに入れておきたい、という人にとっては今回のモデルチェンジは「待ち」になってしまうかな、と思います。

最近Kindle Voyageを買ってしまった人は

300ppiという解像度はKindle Voyageと同じなので、「ちくしょう、やられたぜ」と思っているVoyageオーナーの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、KindleペーパーホワイトがどんなにがんばってもVoyageには遠く及ばないポイントも多くあります。
外装の高級感や握りこみ操作、軽さ、どれもVoyageでなければ実現できない性能です。

Voyageオーナーの皆様はその経済力を存分に活かしKindle界の最高峰端末を所有していることを誇りに思うべきでしょう。

つまり、慌ててKindle Voyageを処分してKindleペーパーホワイトを買う、などという必要は無いのです。

Kindleペーパーホワイト ニューモデルのまとめ

最後に、Kindleペーパーホワイト第7世代についての情報をまとめます。

・画質はほぼ印刷物レベルに達し、テキストリーディング端末としては最高峰である
・旧モデルのケース類を流用でき、支出を抑えられる
・キャンペーンが展開されている間に購入するのがおトク
・プライム会員になることで、Kindleを120%活用しきれる

過去の記事(Kindle3兄弟を比較して、最優秀Kindleを決めた)でも、Kindleペーパーホワイトがベストチョイスであるという結論に達しましたが、その結論は覆るどころかより強固なものとなりました。

Kindleペーパーホワイトを買おうか迷っている方は、超快適な読書環境がたったの1万円(キャンペーン利用が前提)で手に入るので、さっさとこちら側に踏み込んでしまうことをオススメします。

タイム・イズ・マネー、鉄は熱いうちに打て!

でもって、プライム会員に申し込むのをお忘れなく!!

注:まさに奇跡!Kindleのキャンペーン情報が削除できた!!という記事も作成しましたので、Kindleの購入を検討されている方は合わせてどうぞ。

スポンサーリンク
関連コンテンツ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする