「今後の建築基準制度のあり方」についてのパブコメ募集が始まっています

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建築基準制度を良くするにはパブコメに参加するしかない!

過去記事の(構造計算適合性判定(適判)制度がそろそろ見直されそうです)で、適判制度の見直しについて書きましたが、適判見直しも含めた建築基準制度の見直し、緩和関係のパブコメが始まっています。

上の記事では2月にパブコメ、というように書いてしまいましたが、今月にパブコメを募集して、2月には取りまとめた意見が発表されるスケジュールのようです。

応募は簡単そうです。

まずは、国交省の報道発表。
『今後の建築基準制度のあり方について「木造建築関連基準等の合理化及び効率的かつ実効性ある建築確認制度等の構築に向けて」(第二次報告)(案)』に関する意見募集の開始について

次に、e-Govのパブコメ募集サイト
『今後の建築基準制度のあり方について「木造建築関連基準等の合理化及び効率的かつ実効性ある建築確認制度等の構築に向けて」(第二次報告)(案)』に関する意見募集について

そして、意見募集の対象になっている、「案」のPDFはこちら
『今後の建築基準制度のあり方について「木造建築関連基準等の合理化及び効率的かつ実効性ある建築確認制度等の構築に向けて」(第二次報告)(案)』

これまで何度かパブコメに関する記事を書いてきましたが、今回は私も参加してみる気になってきました。
e-Govの意見募集要領を見てみると、e-Govのサイトからだけでなく、メールや郵便、FAXでも意見を応募できるようでした。

pubcome


また、e-Govのサイトにあるエクセルデータもダウンロードしてみました。

記載部分はこんな感じでした。


ouboyousi


この様式を見て始めて、「案」のPDF資料の左端に振ってある数字の意味がわかりました。

政府としても、いろいろ親切に作って、意見が多く集まるように配慮しているのでしょう。


ここまで整えてもらってあるのなら、意見の応募も簡単です。

計画変更と定期報告制度について意見を述べる予定

「案」のなかに計画変更の手続きについての見直しについて言及されている部分があります。

現行法規では、軽微変更については規則に明記されています。
規則の軽微変更の項目に該当し、かつ、建築基準法に適合することが明らかな変更の場合は軽微変更による手続きで良いとされ、該当しないものは計画変更となっています。


建築基準法に適合することが明らかなのに、軽微変更として挙げられていない変更は、費用と手間が多くかかっている事になります。

かつて、軽微変更が明確にされる前は、計画変更か否かの判断に多分に主事の裁量が働いていました。

私の住んでいる地域では、「配置変更は50センチまでなら、計画変更に当たらない」という考え方が当たり前になっていましたので、軽微変更が明確になったあとでも、50センチ位の配置変更なら大丈夫、とばかりに現場担当が勝手に配置を変更してしまい、完了検査で困ったことになるということがよくありました。


たしかに、10センチでも5センチでも計画変更に当たるとなるのはさすがに厳しい気もしますし、かといって施工誤差としてしまうのはやはり乱暴です。
10センチが施工誤差で許容される現場など、まったく信用できません。

こういうわけで、計画変更の手続きはもっと明確なわかりやすい運用基準が示されることを望みます。


つづいて定期報告制度についてですが、こちらは報告率向上のためだけに、訳の分からない資格が創設されるのだけはやめて欲しいことをお伝えする予定です。


結局、資格の乱立で旧来の資格の価値が下がったり、新資格の維持に多額の費用がかかるのもバカバカしいですし、官僚の天下り先を増やしているだけだというような穿った見方もしてしまいます。


一級建築士の地位向上が図られるような制度を作ったほうがよっぽどマシです。

パブコメの募集期間は1月24日まで

選挙でもそうですが、「投票してもどうせいつもと一緒でしょ」と最初から投げてしまうのと、「1票だけど、自分の意志を表明できるチャンスだ」と投票に参加するのと、どちらが正解と決めることはできませんが、このパブコメも同じようなものではないでしょうか。


むしろこのパブコメの方が、選挙よりもずっと自分の意志を国に伝えられそうな気もします。


参加はタダですし、とても簡単に意見を発信できるので、いままでパブコメなんて気にしたこともなかったという方も、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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