任天堂の名作おもちゃ「チリトリー」の海外流出を防いだかも、というお話

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任天堂の傑作おもちゃ、「早すぎたルンバ」こと「チリトリー」をゲットできて嬉しすぎるため、ブログにまとめることにしました。

チリトリーといえば、開発責任者は泣く子も黙るレジェンド、「横井軍平」さんです。

チリトリーや横井軍平さんという固有名詞に全くついてこれない方は、ぜひ、ググっていただきその魅力を感じてください。そしてこの記事に戻ってくると、なかなかレアなことなんだな、ということがわかると思います。

ファミコンどころか、ゲームウォッチ以前の任天堂が如何に時代を先取りしていたかが、わかると思います!、多分・・・。

ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男
by カエレバ

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チリトリーの海外流出を防いだかもしれない件について

上の画像は、ヤフオクでの落札結果画面です。

横井軍平さんを尊敬してやまない私は、たまたまヤフオクでこの「チリトリー」を見つけてしまい「必ず落札せねば」という使命感に囚われました。

横井軍平さんといえば、ゲームウォッチやコントローラーの十字キー、ゲームボーイなどなどを開発したことで有名ですが、日本だけでなく海外でもものすごく有名で、リスペクトされています。

しかも、任天堂のTVゲームだけでなく、古いおもちゃをコレクションしている外国人も大勢いて、このままではこの貴重な「チリトリー」が海外流出してしまうのでは、と勝手に危機感を感じてしまいました。

しかも商品説明によると、「未使用品」「デッドストック」とあるではないですか。

1979年発売のおもちゃが残っていることも珍しいですが、それが未使用ときたらレア度も爆上がり、海外コレクターも必死で落札しに来ることは火を見るより明らかでした。

上の画像を見ていただくと、入札している人の評価が異様に多いことがわかります。これらの入札者は、オークション代行業者であると推察できます。

ヤフオクではほとんどの品物が海外発送に対応していません。

よって、海外コレクターは代行業者に手数料を支払って、海外に転送して貰う必要があるのです。

しかも、入札しているほとんどが代行業者っぽい・・・。どれだけ海外から狙われているんだ、って話です。

あくまで推測なのですが、ほぼ間違いなく貴重なメイド・イン・ジャパンの「チリトリー」を海外に流出させてしまうことを阻止できた、ということになります。

まあ、誰も流出を止めろとは言ってませんし、喜ぶのは結局私だけかもしれませんが・・・。

未使用品のチリトリーは動くのか?

筋金入りのコレクターは、もしかしたら未使用品は使ってしまったら価値がなくなると判断し、未使用品のまま大事に保管しておくのかもしれません。

しかし、ぽっと出の思いつきで落札した私は、チリトリーの動く様子を見てみたくて仕方がないので、品物が届くやいなや、電池を買ってきました。今どき、9Vの角電池2個と単2電池4本です。

箱の中身や動作確認の様子は動画にまとめたので、ぜひ御覧ください。

チリトリーギャラリー 箱・本体

ここからは動画ではよくわからない部分などを写真で紹介します。

資料としてもそこそこ価値があるかもしれません。

箱です。1979年製、任天堂が特許を取っているということ、定価5800円ということがわかります。

玩具安全基準にも合格しています。

赤と黒のツートンカラーが非常に眩しいですね。チリトリー本体も、パッと見ではどっちが前かわかりにくいデザインになっているのが、憎いですね。

付属のシールなどを貼るとわかりやすくなりますが、そのままだとゲーム性というか、どの向きになったときにリモコンのボタンを押すべきか考えさせる作りなのかな、と思います。

リモコンです。ボタン一つだけというシンプルさが良いですね。

チリトリーの裏側の部分などです。

本格的な掃除機というわけではないので、吸引力は「おもちゃレベル」です。

本体内部スペースの1/4ほどは電池スペースで占められています。

角電池が車輪のモーターの電源を、単2電池がクリーナーの電源を担当しています。

任天堂コンプリートガイド -玩具編-
by カエレバ

チリトリーギャラリー 説明書・ステッカー

取扱説明書です。

非常に丁寧でわかりやすい説明書です。

本体頂部のスイッチは、「兼 取手」なんですね。この部分をつまんで本体を持ち上げるなんて、怖くてできません(笑)

「タバコの灰は吹き出てきてしまう」「ゴムひも、糸くずは故障の原因になるので吸い込むな」など、およそ掃除機としての目的を達成しようとしていないのが微笑ましいですね。あくまで、おもちゃですから。

FAQでの重要なポイントは「電池接点が45度の角度をなしているかどうか」です。子供には調整が難しかったことでしょう。

ステッカーが未使用で残っているというのは貴重ですね。

子供の手にかかれば、ところ構わずベタベタやられちゃいますからね。かく言う私も、子供の頃はそうでした。

あとで価値が出るかも、なんて子供は考えませんからね。

チリトリーのまとめ

チリトリー、改めてデザインや設計思想に共感を覚えます。

横井軍平さんが健在だったら、このHDTVゲーム全盛の今でも、突如エレメカのおもちゃを開発してくれたりしたんでしょうか。

運良くゲットできたせっかくのチリトリーですから、飾ってばかりいないで、事あるごとに動かして楽しもうと思います。

任天堂 マリオ花札 (赤)
by カエレバ

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