瀬戸内国際芸術祭2016秋季の小豆島もやっぱりナイスだった

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瀬戸内国際芸術祭2016の秋季開催はやっぱり小豆島でしょ

「太陽の贈り物」(チェ・ジョンファ)

小豆島の土庄港に近づくと見えてくるのが上の「太陽の贈り物」(チェ・ジョンファ)です。
近寄ると海にまつわるメッセージがくり抜いて書かれていて、太陽光が透けてキレイです。

小豆島 太陽の贈り物

わらアート(武蔵野美術大学わらアートチーム)

秋季開催でないと見られないのが、このわらアートです。武蔵野美術大学わらアートチームによる作品です。

稲刈りが終わった田んぼに、刈り取った稲のわらを使って今年は干支の猿が作られていました。
前回来たときの作品とは、同じわらを使ったものでも結構印象が違いました。

2枚めの猿は、進撃の巨人に出てくる巨人に見えなくもない、少々不気味さを醸し出してました。
動き出したら怖いですね・・・。

動画をみていただくと、少しは行った気になれるかも

わらアート1
わらアート2





オリーブの夢(ワン・ウェンチー)

相変わらず、どうやって作るのか考えただけで途方に暮れる作品です。

作品も素晴らしいですが、周辺の景色がコレまた素晴らしい。
周辺の様子は動画を見ていただくと少しはわかると思います。

谷の底に川が流れ、段々畑が一面に広がります。鈴なりの柿やみかんの木が秋を感じさせますね。

それにしても、竹でカゴを編むのも大変だと思うのに建築にまでしてしまうとは・・・。
内部空間は不思議なほど落ち着きます。

オリーブの夢4
オリーブの夢
オリーブの夢2
オリーブの夢3


オリーブのリーゼント(清水久和)・美井戸神社(ビートたけしXヤノベケンジ)・葺田パヴィリオン(西沢立衛)

オリーブのリーゼントも小豆島でぜひみてみたいと思っていた作品の一つ。
これこそ、現代アートですよ。
センス抜群です。
オリーブオイルを塗りたくったかのようにテッカテカのリーゼントは、ホント最高でした。
正面に回ると意外と細面だったのが印象的でしたね。
オリーブ畑にひっそりと置いてあり、実は無人販売店舗だったりもします。

美井戸神社は山の中腹の見晴らしのいい場所にあります。
作品の隣に解説が貼ってある小屋があって、それを読むといろいろなメッセージが込められていることがよくわかります。
あまりここで多くを語るのもあれなんで、ちょっとだけ説明すると、謎の神様の頭には斧が刺さってます(笑)
金の斧銀の斧の童話がありますが、強欲な企みを持った人間が自ら斧を井戸に放り込んだところ、頭に刺さってしまい神の怒りを買った・・・というストーリーが背景にあります。
20分おきに口から勢い良く水が出て、なかなか見ごたえがあります。

葺田パヴィリオンは泣く子も黙る西沢立衛の作品。
これも楽しみにしていた作品の一つで、目のあたりにすると本当に不思議な感覚に囚われます。
2枚の鉄板が絶妙なバランスで、「置いてある」だけなんですが、風景を完全に西沢立衛ワールドに変えてしまってますね。
樹木のある部分を丸くくり抜いてありますが、鉄板に継ぎ目が見えずどうやって設置したのか謎です。

これら3作品を一つにまとめた動画もあります。

オリーブのリーゼント
美井戸神社1
美井戸神社2
葺田パヴィリオン


猪鹿垣の島(齋藤正人):竹の茶室(京都造形芸術大学 城戸崎和佐ゼミ+graf):スター・アンガー(ヤノベケンジ):愛のボラード(清水久和):シシ垣でつくる堀越暮らしの輪プロジェクト(古谷誠章+早稲田大学古谷誠章研究室):福田「家プロジェクト」きょく(シュー・ジアリン、チェン・シャンチェン)

猪垣の島
猪鹿垣の島(齋藤正人)
小豆島特有の猪鹿垣をピラミッド型石垣で再構築したというアート作品。
上には小さなお城が乗っかってます。

竹の茶室1
竹の茶室2
竹の茶室(京都造形芸術大学 城戸崎和佐ゼミ+graf)
竹林の奥にある茶室。
ひっそりとした佇まいと、極小空間の内部は茶室ならではの小宇宙を感じさせます。

スターアンガー
スター・アンガー(ヤノベケンジ)
美井戸神社も手掛けたヤノベケンジの作品が、坂手港にもあります。
夜はミラーボールの如く輝くそうですが、残念ながら夜は見られず。
ものすごい存在感なのに、周囲の景色に不思議と馴染んでました。

愛のボラード1
愛のボラード2
愛のボラード(清水久和)
二十四の瞳映画村の前に忽然と現れた、巨大なボラード。ボラードとは、船を係留する留め具のようなやつで、よく映画で俳優が片足を乗っけてカッコつけてるやつですね。
設置場所といい、巨大さといい、真っ白でつやつやな感じといい、ナンセンスの塊です。
前出のオリーブのリーゼントと同じ作者の手によるもの。
思わずニヤリとしてしまう作品ですね。

シシ垣プロジェクト1
シシ垣プロジェクト2
シシ垣プロジェクト3
シシ垣でつくる堀越暮らしの輪プロジェクト(古谷誠章+早稲田大学古谷誠章研究室)
上にもシシ垣アートがありましたが、こちらは本来のシシ垣を現代風にアレンジしたもの。
そもそも、イノシシや鹿の食害を阻止するためのものなので、かつては万里の長城のごとくずっと張り巡らせてあったようです。

駐車場からの道すがら、本当にイノシシに遭遇し、けっこうビビりました。
本当に走るのが速くて、追いかけられたら絶対に逃げられないと確信しました(汗)

福田郵便局
福田「家プロジェクト」きょく(シュー・ジアリン、チェン・シャンチェン)
何とも言えない風情と情緒が感じられます。
たまたまお年寄りの皆さんが集まっていて、とっても良い雰囲気でした。
古いものを古いまま残すのは大変でしょうが、歴史を引き継いでいくことも大切なことだと思いますね。

国境を超えて・潮(リン・シュンロン)

最後はかなりメッセージ性の強い作品、国境を超えて・潮(リン・シュンロン)です。
これも一言では言い表せない、さまざまなメッセージが込められた作品で、寄せては返す波音ともに美しさと儚さが混在した胸を打つ作品となっています。

海という存在の持つさまざまな意味や、国境、子どもたちの未来といった現実的な問題に思いを馳せずにはいられないアートです。

写真1枚めは作成時点の像の様子で、真っ白でキレイですが、風雨や波にさらされて最後は中心の骨と白い花だけが残ります。

国境を超えて1
国境を超えて2
国境を超えて3


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