建築基準適合判定資格者検定の具体的な勉強法:法令集編

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法令集の書き込みはこうやった

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建築士試験の線引資料は使わない方が良い

建築基準適合判定資格者は、言うなれば建築士を指導するような立場の存在です。

ですから、そのための検定なので、一級建築士と同じ勉強で通用するとは考えられませんし、実際建築士の試験では問われない条文について多く問われます。

つまり、日建学院や総合資格学院で作成される一級建築士受験用の線引資料をもとに、法令集の線引にとりかかるのはムダだと思います。

条文の構成として重要な部分は重なると思いますが、試験の本質が違うのですから、思考を切り替えるべきです。

基本は赤、青、黒の鉛筆で書く

重要ポイントは赤色で

ただし書き、否定の記載は青色で

関連ページや赤で強調しきれいない部分は黒色で

カッコ書きがどこまでなのかをしっかり強調しておく

考査Bで記載すべき条文には四角マークを書いておく

線の引き方は、人それぞれなので私のやり方が絶対正しいとは思っていません。

ただ、試験勉強はできるだけ無駄を省いて効率的にやったほうが良いので、多少でも参考にして頂き、自分なりに改良してもらえればという思いはあります。
書き込みは消しゴムで消せるのを前提に、すべて鉛筆での書き込みとしました。

検定当日に法令集のチェックが有り、書き込みを消すよう指導される場合がありますから、基本は鉛筆がいいと思っています。
消しゴムで消えない書き込みは修正テープで覆い隠すよう言われます。
それだけで、試験直前に不要な労力を使いますし、ストレスになります。

重要な部分は赤、ただし書きや否定の記載は青、というのはよくある書き込みパターンなので大して珍しくもありません。

ここで、人によってはもっと多くの色を使いたい場合もあるでしょうから、混乱しない程度に色を増やすのは結構なことだと思います。

私は3色で十分だったので、増やそうと思ったこともありませんでした。

アンダーライン以外の書き込みは、制限が厳しく、検定要領にも毎年公表されます。
条文解釈や解説の書き込みは不可なので、関連条文の記載ページを書くくらいしか出来ません。
怪しい書き込みは消すように言われるので、書かないのが賢明ですし、問題を多く解いているうちに覚えていきますから、初期の頃の書き込みは、検定直前にはあってもなくてもどうでも良くなってきます。

検定当日の無用なストレスを回避するために、検定前日には、頭に入っている書き込みはすべて消してしまうのが良いと思います。

そのためにも、書き込みは鉛筆で行うのが合理的と言えます。

また、細かいテクニックは各自で考案してもらえればいいと思いますが、一つ私が実践して便利だった書き込みをご紹介します。

これは考査B用の書き込みなのですが、考査Bでは適合不適合の判断の根拠になった条文を記載しなければなりません。
その条文の記載漏れも減点の対象になるので、漏れを無くさなくてはいけません。

そのために、考査Bで頻出の条文や各項、各号の横に青で四角を書いておきます。
そうすると、根拠条文として記載するべき項、号がひと目で分かり、書き漏れを削減できます。

言葉にするとなんだかわかりにくいですが、考査Bを解いてみると意味がわかると思います。

それから、カッコ書きがわかりにくいのはいかんともしがたい部分ですが、そのままにしておくと読み誤りが発生する可能性があります。

カッコがどこからどこまでなのか、色や形状で識別できるように書き込むのも忘れずに実行したいところです。

法令集の見出しの作り方

添付されている見出しは使わない方が良い

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強粘着タイプの付箋を利用して、見出しにする

見出しは考査A、考査Bの木造、RC、構造で色分けした

「目次」のための見出しは意外と役に立つ

画像では法令集に最初から添付されている見出しを貼ってありますが、これは最初に何も考えず貼ってしまった見出しで、後で上手に剥がせないと判断したものが残ってしまっているからです。

建築基準適合判定資格者検定での法令集の引き易さは、出版社が作ってくれた見出しとははっきり言って無関係です。

むしろ勉強していくに従って、条文を素早く引くためのきっかけになるページが自分なりにできてくるはずです。

ですから、付箋で見出しを作れば、あとで要らなくなったら法令集を痛めずに剥がせるわけです。

こうして、自分仕様の使いやすい法令集を作りこんでいきます。

また、付箋はありがたいことに色が数種類あるので、基本の色、木造用、構造用といった感じで使い分けすることも出来ます。

受検生の中には、考査Aと考査Bでそれぞれ専用の法令集を準備する人もいますが、それは逆に効率が悪いと思い、考査AとBの両方で便利に早く引ける法令集が作れないか試行錯誤したのがこの見出し作成法です。

結局は自分が見やすければ良いので、付箋を張らなくても、木口に色を塗るだけで良いという人もいれば、綺麗さが大事だという人もいると思います。
こればかりはやっていくうちにわかってくるものだと思います。

また、付箋はそのまま使うと長すぎて、見えなくなる部分が発生するので、見出しを貼るたびに糊の部分を半分、乗りのない部分を半分くらい切らなければなりません。
これはちょっと手間なのですが、引き易さには代え難いので私は結構頑張りました。

それから、目次は意外と役に立つ場合が多いです。
建築基準法の構成が頭にしっかり入っていれば問題ないのですが、ふとした瞬間に混乱し、どこに何があるかわからなくなる時があります。

そんな時に、目次を見て、参照したい条文の在処に当たりをつけるというわけです。
目次そのものも、一番最初にあるわけではないので、「目次」という見出しを貼っておいて、ササッと引けるようにすれば便利なのです。
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