宅建に独学3ヶ月で合格した勉強法

毎年20万人程度の人が受験する、超メジャー資格「宅建」は、その気になれば3ヶ月の独学で合格できます。

宅建の勉強法はそれこそネットで検索すると嫌というほど出てきますが、本質は同じだと思います。
ただ、「勉強法」としては合う合わないという個人差があるので、この勉強法で誰でも絶対ということはあり得ません。
とは言うものの、どれか一部分でもどなたかの役に立てば本望です。

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宅建合格に最も大切なのは動機

資格取得でまず必要なものは動機です。わけもなく、なんとなく宅建でも取るかあ、と思って取れる人は天才なのでそういう人は放っておきます。

私の場合は、映画「ビリギャル」に感化されたのが最大の動機です。平凡な日常に刺激とチャレンジをもたらすきっかけとしては十分なものでした。
映画「ビリギャル」とは、全く勉強をしてこなかった劣等生が寸暇を惜しんで勉強し、慶応大学に現役合格するお話。これを見て、慶応はさすがに無理でも、何か資格試験なら、そう、宅建なら受かる!!はず・・・というのが、動機というかきっかけです。

それこそ、不動産業に勤めていて業務の幅を広げたい、または独立したいという人や、就職活動に有利になる可能性のある大学生、同じパートならより待遇の良い仕事をしたいと思いっている主婦の方など、私なんかよりもっと強い動機をお持ちの方は、まず合格するでしょう。

合格しない人は、切実な願い、気持ちが足りないから合格しないのです。不合格でも生きていく上で支障がない、という気持ちが少しでもあれば合格しないでしょう。誰でも本気になれば、3ヶ月の勉強では少し足りないかもしれませんが、半年コツコツ積み上げれば間違いなく合格点は取れます。
平成29年度の合格者の最高齢は89才、最年少は13歳です。このことから、合否に年齢が関係ないということもわかるとおもいます。要は、勉強をやるか、やらないか、だけです。

本来の動機があるけど、やる気がでないという人はビリギャルを見ると心のなかで何かが弾けるかもしれませんよ。

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宅建独学3ヶ月合格:私のスケジュール

私の宅建独学3ヶ月合格体験の実際のスケジュールはこんな感じです。

7月
たまたま映画「ビリギャル」を見て、何かにトライしようと思い立つ
宅建の申込みがあることを知り、申し込む
参考書を中古で買う
最初の1週間は毎日必ず1時間くらい勉強する。わからなくてもとにかくやる。

8月
2週間ほど毎日ちょっとずつ勉強し続けると、毎日勉強することが苦痛でなくなる。
平日の夜は、調子が良ければ2時間、もしくは3時間勉強できる日も出てくる。
休日は平日の勉強時間と同じか上回る勉強時間を確保する。
暑ければ、職場や図書館などの涼しい場所で勉強するよう工夫する。図書館は受験生がたくさん勉強していて、自分もやろうという気になれます。

9月
試験1ヶ月前(9月中旬)からは、土日は過去問を通しで50問、時間を計りながら解く。
問題を解き、間違えたところをテキストで再確認をひたすら繰り返す。
試験3週間前くらいから暗記必須部分・苦手部分・法改正部分をカードも作り詰め込み対策をする。

10月
9月の勉強をただひたすら繰り返す。
10月15日 試験当日

11月29日 無事合格通知が届く。

勉強に利用した参考書、具体的な勉強方法は以下に詳しく書いていきます。

宅建独学3ヶ月で必要な参考書

上の写真は、7月に受験用として私が準備したテキストや問題集です。宅建独学3ヶ月で合格するまでにこれらの図書がどのように活躍したか、または不要だったかを記載します。

スッキリとける宅建士 過去問コンプリート12 2016年度
スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト 2016年度

かなりセコいお話ですが、古本で1年前のものを購入しました。
結果的にはこれだけあれば十分でした。本当は試験年度に合わせた最新版を準備するのが適切ですが、たまたま法改正が少なかったのが幸いしました。
私が言うのも何ですが、本気で合格するために、参考書への投資をケチるのはやめたほうが良いと思います。ましてや、数年前のものとなると法律がかなり変わっているので、絶対にやめたほうが良いです。

勉強するにあたっては、とにかく1つ(1種類)の教材を信じることが大切だと思います。これはいろいろな学習法や資格取得の専門家も言っています。
また、合格に満点はいらないと自分に言い聞かせました。平成29年の合格点は35点で、満点50点の7割の正答で合格です。35点でも50点でも合格という事実は同じなのです。

また、宅建の試験範囲のすべてを網羅してある参考図書を望むなら、民法や宅建業法、都市計画法、建築基準法などの法令集をすべて準備することになりますが、とても3ヶ月の勉強では足りませんし、お金もかかります。
何より、そんなにたくさんの書物に囲まれてしまうと、やる気が無くなります。もしくは参考書を集めただけで何かを達成した気になり、そこで終わってしまいます。
弁護士になるわけでもないので、本は最小限にしておきます。

さらに、過去問集も問題数が多ければいいというわけではないです。
過去問で勉強するのは日本の資格試験の鉄則ですが、過去問を勉強し尽くしても、毎年必ず新しい問題があります。
20年前の問題と比べると、出題方法や選択肢がかなり洗練されてきています。あまりに古い問題は解いても意味が無いのです。
また、繰り返しになりますが合格するためには満点を取る必要なんてないのです。

3ヶ月でひとつ(1種類)のテキスト、問題集を完璧にすることさえ難しいのですから、「手を広げすぎないこと」、これが非常に重要となります。

ちなみに、なぜこのテキスト、問題集を選んだかというと、本屋でパラっと見てフィーリングが合いそうだったからです。
また、ばらして分野別に勉強できるのも使い勝手が良いです。
電車やバスで通勤通学がある方なら、移動中に持ち運ぶのもラクです。

スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト 2018年度 (スッキリわかるシリーズ)
by カエレバ

スッキリとける宅建士 過去問コンプリート12 2018年度 (スッキリわかるシリーズ)
by カエレバ

買ったけど使わなかったもの
・平成24年版 マンガ宅建はじめの一歩

マンガで概略を理解しようとしましたが、マンガのくせに説明用の文字が多すぎて読む気を失くしました。これは不要だと思います。
絵も好みではなかったというのもあります。
私は、はるか昔に一度宅建を受験したことがあったので、感覚が少しでも戻るかなと浅はかに考えましたが、参考書を読んだり問題を問いたりするほうがよっぽど有用です。

どうしてもとっかかりで宅建試験の概略を知りたいというのであれば、最新でなくていいのでブックオフなどで100円で売っているもので十分でしょう。

平成28年版 マンガ宅建士 はじめの一歩 (マンガ宅建シリーズ)
by カエレバ

・民法がわかった
宅建の試験で誰もが手こずるという民法分野。出題数が多いので、避けて通ることもできません。
私もその類にもれず、民法は難しいという思い込みで解説書代わりに買いましたが、これは宅建レベルの民法には逆に不要ということがよくわかりました。
民法について、宅建受験では知らなくて良いことまで詳しく解説してあるのです。

はっきり言って宅建レベルなら、問題に出てきたもののわからない言葉はネットで調べれば十分なんです。
この本は、もっと深く民法を学びたい人向けです。
行政書士、司法書士、司法試験などのような試験を受ける人や、法学部の学生さんなどが必要とする本だと思いました。
とにかく宅建受験には不要ですし、これで勉強すると難しすぎて余計に混乱する恐れもあります。
お値段も高いですし、もったいないと思います。

民法がわかった
by カエレバ

・ユーキャン1問1答
過去問集ばかりで勉強していると、勉強しているうちに答えを覚えてしまうので1問1答式が良いという口コミを信じて購入しました。
勉強し始める前は、確かにそういうこともあるかもな、なんて思ったわけです。

しかし、勉強していて過去問の答えをそのまま覚えることなんてなかったです。
宅建の問題は4択ですが、選択肢を1肢ごとに読み込んで勉強していけば、要点は覚えても答えを暗記という無駄なことに脳ミソを使う暇はありません。
単純な暗記ならそうなるかもしれないですが、そんな勉強は苦しいだけですし、近年の宅建の試験はそんな記憶力チャレンジでは合格しません。
つまり勉強のやり方が大切で、内容を理解することが大事だと思います。
結果として、私には不要でしたし、最初に口コミを信じた自分がアホでした。

2017年版 U-CANの宅建士 これだけ! 一問一答集【「要点まとめ」コーナーつき】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
by カエレバ

結果論ではありますが、参考書関連はいろいろと手を広げないこと、というのが私からのアドバイスです。
知識や重要な情報の漏れがないか心配になる気持ちはわかります。実際、私もそうでした。
勉強しているうちに、使っているテキストだけでは不足しているのでは、と不安になる瞬間があります。

でも、信じて使い続ける。
「この参考書だけで足りているかな?」と思う瞬間が訪れた時、それは合格圏内に近づいた証拠だと思えば良いのです。
勉強の成果が積み上がってきている証です。
もっと勉強すべきことがあるのでは、と思えるほどレベルが上っているのです。

追い込み時期にうっかり新しいテキストを追加してしまい、見たこともないような項目が出てきたりしたらそれこそ焦るだけです。
結局は同じ参考書を何度もこなすのが効果的ですし、何度でもいいますが日本の資格試験ではそれが鉄則だと思います。

繰り返しますが、合格に満点は必要ないのです。

宅建独学3ヶ月 具体的な勉強法・問題の解き方

宅建独学3ヶ月 勉強法の概略

上記でご紹介した参考書と過去問の繰り返しが基本です。
勉強時間を1日1時間とか決めても良いですが、3ヶ月で合格したいなら1日1時間ではたぶん足りないでしょう。
勉強するクセが付いてきたら、平日は過去問を2,30問は解きたいです。土日は平日の倍は解きたいです。
動機がしっかりしていれば、やればできるものです。やらなければ、落ちるだけです。

試験当日まで、自分にとって、その時その時で、何が最優先ですべきことなのかよく考えてみましょう。
ただし、どんなに勉強したからといって合格するとは限らないです。
絶対に合格するなんて誰も断言できませんが、合格に近づくことは間違いないです。
合格のためには合計勉強時間は◯◯時間などとよく見かけますが、そんなもの人によって全く異なります。
そんなことを考えている暇があったら、過去問を1問でも解くべきなのです。

宅建独学3ヶ月 具体的な勉強方法 私のやり方

1.わからなくても過去問をどんどん解きます。

何か1冊ノート(A4のコピー用紙を数枚2つに折ってホチキスで留めたようなレベルで十分)を用意して、そこに解答を書いたり、覚えたいことを書きなぐったりしていきます。
ノートがどんどん埋まっていくことで、努力の積み重ねが目で見て確認できます。

問題集には、選んだ選択肢を書き込まないようにして、出来たかできなかったかを◯✕で印をしていきます。

ただ、追い込みの時期(試験まで1ヶ月)になっても間違えるような問題には、書き込んでいきました。

あくまで目安ですが、私の場合、問題集は最低3周(3回は繰り返す)と思って勉強しました。
苦手な問題は5回解いても間違えたりしました。

逆に、3回連続で正解できた問題は、一定の知識が身についたと判断し、日々の勉強では解かないこととしました。
3ヶ月という限られた時間の中で、どれだけ繰り返せるかがポイントだと思ったので、できるものとできないものをどんどん絞り込んでいくようにしました。

2.解答を読んでわからないことはテキストに戻って読みこみます。

テキストにも付箋を貼り付けたり、書き込んだりどんどん汚していきます。
ただし、最初から付箋を貼って見出しを付けるのはNGです。
勉強していくうちに、何回も開くページが出てきますから、そこに付箋を貼ります。

また、きれいに使えば後で高く売れるかも、という下心は命取りになります(笑)
使い込めば勉強しているんだという証明にもなり自信につながります。

書き込みは消えるボールペンだとガンガン書いていけるので、具合が良いと思います。

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by カエレバ

3.
たまにはパターンを変えて参考書だけをじっくり読んだりしてみます。
声を出しながら読んだり、声を出しながらノートに書いたり、様々な感覚を総動員して記憶に残りやすくしていきます。

4.
1,2,3をひたすら繰り返します。

4.
試験の90日前位から、可能なら平日、少なくとも土日は過去問50問を通しで解くようにします。もちろん、2時間の時間制限を設けます。
過去問はネットで検索すれば出て来ますが、あまり昔のものはやる必要はないですし、最新の法改正が反映されているかはよく注意した方がいいです。
法改正部分は毎年頻出項目(出ないこともありますが、出題者側も問題を作りやすい部分です)なので、間違って覚えると正解が絞りきれなくなります。
逆に、正確に押さえておければ貴重な得点源となります。

5.
試験3週間前くらいから暗記必須部分・苦手部分・法改正部分をカードにまとめます。

上の写真は参考例ですが、あまりたくさん作りすぎればテキストを見ているのと同じことになりますし、試験当日に見直す分量として多くなりすぎます。
とはいうものの、私は16枚にもなってしまいましたが、それくらいが見直すのに限界の枚数だと思います。(写真には8枚だけ写っています)

あくまで、勉強していくうちにわかってくる、「絶対に間違えてはいけない部分」「よく間違えてしまう部分」だけをまとめます。
(間違えてはいけない頻出項目でも、覚えてしまったことはまとめる必要はありません)

6.
日々の勉強の最後に、上記5を眺めるようにします。

とにかく繰り返して勉強します。ひたすら、ただひたすら繰り返し、反復です。
スポーツと一緒です。

選択式の試験ですから、日本の資格試験なら大半が上記のような勉強法でいけると思います。
一級建築士だって、学科の試験に関しては同じことです。ただし、一級建築士の場合は3ヶ月ではさすがに学習期間が足りないというだけです。

参考:私の宅建問題の解き方

上の写真は、平成29年の本試験の問題用紙に私が書き込んだものを撮影したものです。

問題の読み間違い、勘違い、思い込みで得点できたはずの問題でミスするのは非常にもったいないです。

そこで、上の写真のように、問題を読みながら、正しいものを選ぶなら◯、間違いを選ぶなら✕を問題文の左に書きます。
さらに、最近多くなってきている個数問題(正しいもの又は間違っているものの個数を選ばせる問題)であれば、◯のかず、または✕のかず、と書きます。

宅建業法の問題のときは、登場人物が宅建業者なのか、そうでないのかで正答がかわりますから、業者か業者でないかはしっかりと印をつけておかなければなりません。

あとは問題を解きながら選択肢の横に、◯、✕、?を書いていき、解答を絞り込みます。
一回読んで正答がわからないものは?にして、次の選択肢に進むのは大切なことです。

2時間で50問ですから、単純計算で1問あたり2分24秒当てることが出来ます。
自宅で勉強しているときは、それこそ1問1分もかかりませんが、試験当日は問題も初見ですし試験という緊張もあります。
ひとつひとつをじっくり解くと致命的に時間を浪費することもありますから、肝に銘じておく必要があります。

普段の勉強でも、じっくり時間をかけて解くのか、時間内に解くのかはメリハリをつけて変えていく訓練は必要です。
時間配分での失敗は非常に悔やまれますので、気をつけたいですね。

宅建独学3ヶ月で役に立つサイト

過去問は宅建の試験を取り仕切っている、不動産適正取引推進機構から入手します。

ただし、解答は正解の選択肢しかわからないので、問題をダウンロードして、解説などは下のサイトで1問ずつチェックしました。

宅建過去問徹底攻略
宅建の過去問やその解説を掲載しているサイトは数多くありますが、私にとって解説スタイルが上で紹介した参考書と似ていて、同じ感覚で理解していくことができました。
スタンスとしては、「合格に満点は不要」「宅建レベルを超えている問題、選択肢は無視する」というものです。

特に統計情報、法改正情報は非常に役に立ちました。
前述の通り、民法、宅建業法、建築基準法などの主だった法律の改正部分は出題される傾向が高まります。
それらの改正部分を、過去数年に渡り一度にチェックできるのは非常にありがたいのです。

私は実際に、このサイトの統計情報、法改正情報を印刷して試験当日も眺めていました。
統計情報はそのまんま試験に出ました。

私は、最初に統計問題からかかったので、1問確実にゲットできた実感がありました。これだけで、2問目からは落ち着いて試験に臨めました。

試験当日の心構え

まず、問題集、テキストは持っていきません。読み逃している項目が目に入ったりしたら焦るだけです。
前日までの勉強の成果を信じましょう。

持っていくのは
・受験票
・筆記用具
・上で作ったまとめカード
・上記サイトの統計情報、法改正情報
・シンプルな腕時計(だいたい会場には時計はあるはずですが念のため)

だけで良いでしょう。

試験当日は、問1から解き始めるのは絶対にダメです。
宅建は落とすための試験ですから、1問目は受験生の動揺を誘うように計算されています。
なので、統計でも良いし、最後のほうの建築建設関連の常識問題でもいいので、まず1問正解しただろうという安心感を手に入れることが重要です。

10問程度解答するごとにマークシートに答えをマークしていきます。
最後にまとめてマークしようとすると時間不足になるかもしれませんし、慌てるとマーク位置を間違えます。

もし時間が余れば、マークミスがないか、時間の許す限りチェックしましょう。
試験終了直前で答えを変えたくなった時、変えない勇気を持ちましょう。
変えた解答は大抵間違っています。

5点免除恐るるに足らず
不動産業に従事している人は約15000円程度の出費で講習を受けることで、問46から問50までの5問を正解としてもらうことが出来ます。
(講習での簡単な試験に合格してから3年間は5点免除となります)
実際の合格率も、5点免除でない人に比べれば多少高いようですが、根本的に5点免除の人たちは宅建の試験を完全に舐めています。3年のうちに合格すればいいやとタカをくくっています。
言ってしまえば、問46から問50までというのはほとんどが宅建業・建築関連の常識問題なので、過去問を解くうちに傾向がわかります。
しっかり勉強していれば5問中4問は取れますから、講習にかかるお金で美味しいものでも食べたほうが遥かに良いですね。

また、実際受験するとわかることですが、受験者の2割程度は受験会場にすらやってこないです。かなり空席が目立ちます。
これは推測ですが、受験者の半分くらいの人たちはまともに勉強さえしていないのではないかと思います。
(やっているとしても、不足しているかやり方が悪い)
職場や上司からの命令でとりあえず試験会場に来てみただけ、という人も結構な数存在します。

よって、残りの「合格する程度は勉強してきた」人達との競い合いとなると考えると、合格率は50%といってもいいくらいです。
まともに、くじけず、自分を律して勉強した人が受かるように出来ています。
4択だから、あわよくば運だけで受かるかも、というのは紛れもなくただの幻想です。

ちょっと勉強したら出来るようになるような、ほんの一握りの天才肌の人も世の中にはいるでしょうが、そういう人たちは最初から私達の競争相手ではありません。

特別な受験資格もなく、受験料もそれほど高くないのでたくさんの人が受験を申し込みますが、本気で合格を勝ち取ろうとしている人はだいぶ絞られると思います。

勉強してきたという自信を試験当日に持てていれば、あなたも合格するのです。

勉強を継続するための環境づくり

過去の資格を習得した際に書いた記事も参考にして下さい。
資格試験勉強のモチベーションを維持するたった3つのコツ

改めて、宅建独学3ヶ月合格に必要な規制、条件は以下のような項目が考えられます。

・酒は飲まない
頭と体の緊張がほぐれてしまい、勉強する気は失せます。
(会社の歓送迎会くらいなら行っていいと思いますが、毎週飲み会に行くようなのはNGです。あなたにとって最優先事項かどうか、考えましょう)

・ゲーム、スマホは片付ける
ゲーム機はダンボールに入れてガムテープで止めて押し入れの奥の方にしまっておきます。
スマホも勉強中は基本触らないようにします。電源を切っておくか通知、着信をオフにして袋にいれておいたり、勉強場所からは遠くに置くようにしましょう。視界に入らないようにすることが大切です。

テレビも見ない
そのテレビ番組を見ることで、宅建士の資格を取る以上のメリットがあるなら、見て良いと思います。
ただし、そんな番組があれば、の話ですが。

・家族の理解、協力を仰ぐ
単身者はとにかく、自分との戦いです。
同居している家族がいるなら、家族に対して自分の本気度をアピールし、3ヶ月の間なんとか協力してもらいましょう。
自分の近くでスマホやゲームをやらないようにしてもらいたいですね。
自分の部屋がなくリビングや食卓で勉強する場合(私もそうでした)は、ヘッドホンでテレビを見てもらうように協力してもらいました。
自室に籠もるよりも、勉強している姿を家族に見せることで「こいつ、本気やな」と思ってもらえると思います。
試験後には何か埋め合わせできる家族サービスを約束しておいても良いと思います。

・モチベーション維持
モチベーション維持に有効なのは、ご褒美作戦があります。
合格時のご褒美を設定しておくとやる気も保てます。
私はゲームウォッチが欲しかったので、それを買って良いことにしました。
(写真のすべてを一度に買ったわけではないです。レアなやつを2,3台追加しました)

根本的なところで、本当に宅建が(資格が)取りたいのかどうかを日々自分に言い聞かせるのも大切です。
取っても取らなくてもどうでもいいという程度なら、勉強なんてする気にはならないわけです。

独学3ヶ月で宅建が取れたという経験は、あとあとの人生でも有効に作用するはずです。
死ぬほど辛いという訳でもないですが、舐めてかかるとまったく歯が立たない、宅建の試験はそれくらいのレベルだと思います。
半年かければ時間としては十分ありますが、半年間も気持ちを張っておくのはなかなか大変なことです。

本気で宅建を取りたいと思っているなら、短期集中でビシっと一発合格するのが理想的でしょう。

やる気があふれて、止まらない。―究極のモチベーションをあやつる36の習慣
by カエレバ

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