手動薪割り機「PLOW(プラウ)MLS12」でスローで快適なストーブライフを実現

mls12 head

薪ストーブの薪にするために、知人からリンゴの選定木をたくさん譲ってもらいました。
リンゴ農家の立場からすると、費用をかけて処分するのでもらってくれるだけでもありがたいのだとか。

で、詳細は下に譲るとして、いろいろあってこの度、手動薪割り機「PLOW(プラウ)MLS12」の購入にいたりました。

どんないろいろがあったのか、手動薪割り機の使い勝手はいか程なのか、まとめてみました。

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なぜ手動薪割り機「PLOW(プラウ)MLS12」を買ったのか

薪ストーブの薪に相応しい樹種はさまざまあり、日本人には広葉樹がより好まれているようですが、針葉樹であってもしっかり乾燥させてちゃんと完全燃焼させればストーブや煙突に悪影響があるなんてことはないです。

樹種による違いは他に譲るとして、最初に述べたようにりんごの木をたくさんいただくことができました。広葉樹であり火持ちもなかなか良いので、一部では人気が薪としての人気も高いようです。

しかし、りんごの木を薪割りしたことのある方ならお分かりかと思いますが、りんごの木は固いんです。ガッチガチです。固い樹種なら樫や欅も硬いと思いますが、りんごはさらに繊維が密でねじれていたりします。たくさん実を取るために剪定を繰り返すことで節もやたらあります。

上の写真がりんごの木を割った時の様子なのですが、繊維の方向がまったくもってひねくれていることが見て取れると思います。

薪割りと言えば斧でバシバシわっていくのがイメージされると思いますが、これがまあ、りんごは全然割れないんですよ。ナラやクヌギなんかだと、たまに節やねじれで割りにくいことがありますが、結構斧でどんどん割っていけます。
針葉樹だとよりスパスパと割れてくれます。

しかし、りんごはたまーにスカッと割れるものがあるくらいで、直径15センチくらいの太さでも斧を3,4回振ってもビシッと筋が入ることのほうが少なく、マジで嫌になります。

斧はちょっと危ないので、チェーンソーで少し切れ目を入れてそこをクサビとハンマーで割っていけば何とかなりますが、ハンマーの振動で翌日はパソコンのマウス操作に支障が出るくらい腕がやられます。

ついでに腰もやられていき、薪割りが嫌になってしまいそうになります。

ストーブを設置してもらったお店で、斧をいろいろ試させてもらったりもしました。
斧で薪を割るプロのストーブ屋さんのご主人も試しにりんごの木を割ってみてもらったりしたのですが「やっぱりりんごは斧で割るのは、厳しいね。もっと若いころなら良かったかも。素直に薪割り機を使ったほうが良いね」なんて言われる始末。

結局いろいろ試行錯誤したり、悩んだり調べたりしたところ、手動の薪割り機がよさそうだというところに行きつきました。

善は急げでプラウブランドの直営店であるホンダウォークの実店舗で、手動、電動、エンジンの各種薪割り機を小一時間試しました。

当然、りんごの木を持参して、手動の薪割り機でも割れることを確かめたの言うまでもありません。
店頭にも「薪の持ち込み歓迎」みたいに張り紙があって、やっぱり樹種によって割れる割れないが変わってくるので、割りたい樹種で試してみるのは重要です。

そうして、めでたく手動薪割り機「PLOW(プラウ)MLS12」が我が家の一員になったというわけです。

薪割り機の手動と動力式 それぞれのメリット・デメリット

ここで簡単に手動の何が良くて、何が良くないか、同様に動力式はどうかについて簡単にまとめてみます。

手動式薪割り機のメリット

ローコスト:
まずは本体価格が群を抜いて安いです。
しかも、電源や燃料が必要ないのでランニングコストがほぼ0です。
エンジン式ならさらにエンジンオイルが必要ですし、電動モーター式も含め故障したときの修理費も高額になりがちです。
静か:
手動式薪割り機の動力と言えば人力で、仕組みは自動車の油圧ジャッキと同じようなものですから、エンジンやモーターから発せられるような騒音はありません。
木を割るときに出る「ミシミシ」とか「ビシッ」というような音はしますが、近所迷惑になるようなこともありません。
この静かさというのも、長く使っていくうえで大変重要な要素だということがよく理解できるようになりました。
軽く省スペース:
軽いといっても50キロほどありますが、タイヤの部分を支点にして持ち上げてコロコロ転がして移動させるのはそれほど大変ではないと思います。
そして垂直に自立するので、格納時も場所を取りません。物置に入れるのは大変ですが、車庫や軒下の隅に置けますし、ブルーシートで覆っておけばしっかりと省スペースで保管できます。

大型な薪割り機は自走式なんてものもありますが、電動もエンジン式も重量はかなりあり、移動させるのにも一苦労、さらにそれなりに場所は取りますので収納場所の確保は必須です。

手動式薪割り機のデメリット

動作が遅い:
最大のデメリットは言わずもがな、とにかく動作が遅いことです。
次から次へと薪を作りたい人にはまったく不向きです。

しかし、私にとってはこれがメリットだったりしますが、なぜかというと薪割り作業中にアマゾンのオーディオブックサービスの「オーディブル」を聞いているからです。

一度やり方がわかれば手動式薪割り機作業はまったく同じなので、頭を使いません。その間に「オーディブル」で直木賞や芥川賞の受賞作品や新書、ビジネス書でもとにかく本が読める(聞ける)のは、非常に充実感があります。

二つの作業をどちらも犠牲にせずこなしているとまるで自分が特殊な能力を持っていると勘違いさえしそうになります。

薪割りだけなら薪が割れていくだけ、書籍で本を読むならやっぱり読書だけしかできませんが、「薪割りしながらオーディブル」は一度に二つの行動ができ、しかもどちらの作業も集中できたりします。薪割りも飽きずにできるし、本の内容も文字で読むよりよく覚えていたりしますし、しっかりと理解できます。

新書くらいなら2倍速で聞けば午前中に1冊、午後に1冊、薪割りしながら読み終わり(聞き終わり)ます。
薪割りだけじゃなく、トイレ掃除、フロ掃除、食器洗い、通勤時間、など頭を使わない作業中に読めば(聞けば)一か月で10冊くらい本が読めちゃいます。
これで月たったの1500円ですから、やめられないというものです。

音楽やラジオでもいいですが、知識欲と想像力が刺激されまくる「聞く読書」は最高に楽しいです。
へんな音楽のサブスクよりよっぽど価値があると思ってます。

一般的には薪割り作業の遅さはデメリットですが、私にとってはメリットにもなります。
ついでに動力式は騒音があるので、本がよく聞こえません。

非力:
動力式、特にエンジン式の薪割り機の破砕力は圧倒的です。
一方で、手動式はそれに比べればやはり非力です。

しかし、ホンダウォークのカタログ値だけみると、他社の電動式薪割り機よりは手動式薪割り機の破砕力が上だったりします。
とはいうものの、より固い木を割る必要があるなら、動力式の破砕力には手動式薪割り機は歯が立ちません。

固い木を割ることがわかっているのであれば、エンジン式にするのが得策だと思います。
エンジン式で割れないのなら、それはもう、薪にするような木じゃないってことです。

動力式薪割り機のメリット

強力:
動力式のうち、やはりエンジン式の破砕力は圧倒的です。
手動式薪割り機でなかなか割れないりんごの木も、豆腐を切るようにズバッと割ります。割るというより引き裂きます。
電動でも、プラウの薪割り機はりんごの木をサクッと割ってました。高いだけあります。
ただし、電動式のものは意外と非力のものもあるので、電動式を検討するときは自分の割りたい木が本当に割れるのか、試す機会を持つことが重要だと思います。
薪割り機は非常に重いので、簡単に返品もできませんから。

早い:
動力式はやっぱり作業が早いです。
油圧ピストンを動かすのはどの方式の薪割り機でも同じですが、行きも帰りも動力で動作するので、体感的には手動式薪割り機より5倍くらい早いです。
作業効率は手動式薪割り機とは比べるのも可哀そうなくらい。
ストーブが大きく薪が大量に必要な方、商売で薪を作る方は、手動式薪割り機をチョイスすることはないでしょう。

動力式薪割り機のデメリット

価格:
手動式薪割り機と金額だけを比較すれば、圧倒ときにイニシャルコストはかかります。
しかし、短縮される作業時間と軽減される肉体的疲労には代えがたいものもあるでしょう。

燃料代、電気代、オイル代、メンテナンス費用もランニングコストがほぼ0の手動式薪割り機に比べるまでもなく、必要になってきます。

騒音:
エンジン式は、薪割り機の近くでは会話は不可能です。マジでうるさいです。
住宅地で使おうものなら、すぐにクレームが来るでしょう。
どうしても使うなら、ご近所にタオルでも配って挨拶しておくくらいの準備と覚悟が必要です。
それでも仕様時間帯には十分に配慮しなければなりません。

電動式も、モーターの音ならうるさくないと思われがちですが実は結構うるさいです。
インパクトドライバーや掃除機のような音と異なる、独自のうるささがあります。
電動式であっても、実物の動作を見て、うるささも確認してから買わないと後悔するかもしれません。
ガレージの中などで作業ができるなら問題ないかもしれませんが。

大きさ・重さ:
パワーがあるのに軽くてコンパクト、そんな高性能スマホみたいな理論は薪割りには通用しません。
ガンガン割れるパワーのある薪割り機は、デカいし重いんです。
性能を担保するという意味ではメリットかもしれませんが、デメリット部門に挙げておきます。
デカくて重く、高価なので野ざらしにはできません。
永く大切に使うには、納屋などのしっかりとした収納場所が確保されていることも重要でしょう。
そのような設備・施設も必要になる点も注意が必要です。

電動式では比較的コンパクトなものがありますが、当然非力です。
すでに割れている薪から焚き付けを作るような作業になら役に立つでしょうが、原木を割る作業には耐えられないでしょう。

手動薪割り機MLS12の正しい使い方・おススメの使い方

上で手動式薪割り機と動力式とのメリットデメリットを列記してみましたが、私にとって手動式薪割り機とは
・安い
・静か
・省スペース
・作業がゆっくりなのでその間にたくさん本が読める(聞ける)

といいことづくめなので、無事購入に至りました。

ここではホンダウォークのお店で小一時間教わってきた手動薪割り機MLS12正しい使い方と、私なりのおススメの使い方をご紹介します。

まずは、梱包の状態。これを佐川急便のお兄さんが、トラックの荷台から一人でよっこいしょと降ろしたのはびっくりしました。
50キロですよ、50キロ。
普通の人は腰がやられます。

当然私は動かせませんから、庭先で開梱しました。

幸い、タイヤが大きいため、斜めに起こしての移動は非常にスムーズです。タイヤもノーパンクタイヤなので、地面が砂利でも気にせず移動できます。

作業環境としては、基本的には地面において薪割りをすればいいのですが、MLS12本体の位置を少し高くしてやり、さらにその両サイドに・割る前の木を置く場所・割れた薪が落ちる場所・割った薪を並べておける場所、があると非常に作業の効率は良くなります。

ちょっと高さがあるだけで腰をかがめる深さ、頻度が少なくなり疲労が軽減できます。
どこかのレビューでは、薪割り機の下にコンクリートブロックを置いて高くしているというのもありました。

個人的には写真のような木製パレットがお手軽だと思います。探せばタダでくれるところもあるので、ネット検索と足で稼ぐといいでしょう。新品を買うのはもったいないですね。廃材などを利用するのも良いと思います。

薪ストーブを楽しむ人とDIYの親和性は非常に高いので、適当なツーバイ材で作業用の台を作ってもいいかもしれません。

欲を言えば作業場所には日除けも欲しいです。日焼け防止はやはり疲労軽減につながります。
ブルーシートとロープ、100円ショップで買えるクランプ(強力な洗濯ばさみ)があれば環境があっという間に良くなります。


さて、ここから作業ですが、ピストンの本体にしっかりと注意書きが張り付けられています。

プラウの手動薪割り機ではない、他社の薪割り機を検索して出てくる動画で、左右のピストンを交互に作動させてスポーツジムのマシンのごとく薪割りをしている動画がありますが、あれをプラウのMLS12でやるのは

絶対にNG

です。

右側のピストンが早送り、左側が薪割り用で、プラウのMLS12ではどちらかのピストンだけしか一連の動作の中では動かさないというのは鉄則です。
本体のシールにも「早送り側は薪割り禁止」としっかり書いてあります。
つまり、これまでの故障の原因のうち最も多いのが早送り側での薪割りだったのではないかと推察されます。

右側のピストンは力がない分、中央のシリンダーが進む長さが長いです。車のギヤで言えば4速、5速といったところ。
左側はその逆で、進まない分、力があります。

右側のピストンで薪を割るというのは、信号待ちから5速で発進しようとするようなもの。車ならエンストするばかりで、まったく前に進みません。つまり、薪を割るだけの力はないわけです。
それを無理に作動させているとどうなるか?ピストン部が破損し、シリンダーもまともに動かなくなってしまうわけです。

なので、左右を交互にリズミカルに動かすような操作は、絶対に「ダメ」なのです。

薪割り作業の基本的な流れは
1.リターンバルブが閉まっていることを確かめる
2.木をセットする
3.右側のピストンを操作し、シリンダーのプレートが木に当たるところまで進める
4.左側のピストンを操作し、木を割る
5.割れたらリターンバルブを開ける。このとき、半回転でよい。開けすぎない
6.シリンダーがすべて戻ったらリターンバルブを閉める。途中で止めて再開するのは故障の原因。
7.1に戻る

となります。

これはシリンダーの反対側にある刃の部分からシリンダーまでを測ったものですが、約40センチで仕様説明どおりです。

従来品は45センチくらいの長さまで割れる仕様だったようですが、最新版はこの長さになっています。
実際に使う際は、35センチ程度に切り揃えられた木を割るのが最適のようです。

私はたまたまこの薪割り機を購入することになるまえから、35センチで輪切り(玉切り)にしていたので問題なかったのですが、それでも多少長いものあったので、それはこの折りたたみ鋸で切りました。めっちゃ切れます。
バンバン切りそろえるときは、マキタの電動チェーンソーを使ってますが、30ccのエンジンチェーンソー並みに切れます。
どっちも、薪ストーブライフに必須のアイテムになってます。


固い木を割るときの注意点も、プラウの店員さんに教わりました。

上の写真のように、ヒビが入り始めてから、繊維の通りの良い木はビシッと最後までヒビが素直に入りますが、りんごはなかなかそうなりません。
この状態から全然進んでいかないことがあります。

そんなときは、左側のピストンを本当にちょっとずつ動かします。グッと力を入れて抵抗が強ければ戻し、また力を入れることを繰り返します。
それこそ、1mmずつ木を進めていくような感覚です。
10回から20回くらい繰り返すと、りんごの木もようやく根負けして、ビシビシっと割れてきます。

ただ、20回くらいやっても割れていかないことも20本に1本くらいあります。
そんなときは、一度リターンバルブを開けてシリンダーを戻し、刃を当てる位置を調整するか、反対側から割るようにします。

そうすると、95%くらいうまくいきます。
割る位置の縦横、前後を変えても割れない強者もまれにいて、そんな木はあきらめて次に移るのが得策です。
そいつはあとでチェーンソーで切れ目を入れて、クサビとハンマーで割ることとなります。


これはキレイに割れた場合の様子です。

節やコブがなく、木が素直だったというのもあります。

りんごの木はどうしても節やコブがあるものが多いので、最初に刃を当てる場所を決めるとき、その位置からシリンダーまで節などがなく上手に割れそうな位置を見極めるのも、コツのうちだとプラウの方が言ってました。

何度かやっているうちに、割り始める位置をだんだん見極められるようになります。
刃をいきなり節の部分に当てるような無駄なことが無いようにしましょう。

りんごの木は繊維の粘りが強いので、上の写真のように割れることばかりです。
斧で割るように、スカッと行くことは少なく、さけるチーズのようになることがほとんどです。

大抵は両手で開き切れば二つになりますが、どうしても厳しいときもあります。

そんな時はナタもしくは手斧(ハチェット)があれば非常に楽です。

薪割りのように、刃を振り上げて切断しようとせず、刃をあらかじめ当てておいて刃物と木を一緒に地面にたたきつけるようにして割り切ると安全です。薪割り台があればより便利です。

ナタや斧も薪ストーブライフの必需品です。ホームセンターでもアマゾンでも、それほど高くはないので持っておきましょう。


割る前の木が短くて、シリンダーの移動に時間を取られることがありますが、そんなときは切れ端を間に挟みます。

そうすれば、シリンダーの長さを活かせるのでしっかりと割ることもできます。

ただし、この時、それぞれの木の小口がまっすぐに切断されているものを選んで密着するようにしなければなりません。

どんどん圧力欠けていくうちに、接する面がずれてしまうと途中で木が弾けて飛び出すことがあります。(経験済み)

顔の位置まで飛んでくることはないと思いますが、薪割り機にも悪影響があると思いますので注意して行いたい作業です。

PLOW(プラウ)MLS12の特徴として、刃の横に割れた木を左右に広げてくれる非常に優秀な機構が備わっている点が挙げられます。

この機構を最大限に利用して、木を割り切ってあげると効率が上がります。

ある程度左右に広がった段階で、見た目ではあとは手で広げられそうだな、と思ってもシリンダーを押し切ったほうが良いです。

見た目ではできそうでも、手で裂こうとすると意外に繊維の結びつきが強く、結局また薪割り機にセットすることになるからです。

それから、うかつに裂け目に手を入れるのも危険です。シリンダーを戻した時、手が挟まれることもあります。

そのあたりは使っているうちに実体験として身につくこともありますが、ケガをしてしまっては意味が無いのである程度予測することも重要です。

油圧シリンダーによるかなりの圧力がかかっていることを忘れてはなりません。

では、実際PLOW(プラウ)MLS12での作業効率はいか程なのか。

上の写真が、1時間ほど作業して出来上がった薪です。すべてりんごの木です。

直径15センチ、長さ35センチのりんごを、12、3本くらい割れたことになります。

1本あたり5分くらいかかっていることになりますね。

「1時間でたったそれだけ?」

そうなんです。たったそれだけです。

このスローさに、メリットや楽しさを見出せることさえできれば、きつい肉体労働であるはずの薪割りが、一気に充実した時間に変貌するのだから驚きです。

手動薪割り機「PLOW(プラウ)MLS12」でスローで快適なストーブライフを実現のまとめ

手動式薪割り機を導入することで、これまでは斧で割れないりんごの木を薪にするために行っていた、
・チェーンソーで木に縦に切れ目を入れ
・山ほど出る木くずを片付け
・クサビをハンマーで叩き
・腕がしびれて翌日マウスすら持てず
・立ったりかがんだりで腰とひざも大ダメージを受けて
という悪循環からすっかり解放されました。

特に、木を玉切りにする作業と異なり、チェーンソーで縦に切れ目を入れる作業は非常に手間がかかっていました。

たくさんあるりんごの木も割らなければ乾かず、結局いつまでたってもストーブの燃料になりません。
そんな悩みを

・ローコストで
・周囲に騒音をまき散らさず
・体への負担も少なく
・時間はかかるが地道に
・小説などを聞きながら

手動薪割り機「PLOW(プラウ)MLS12」のおかげで解決できました。

世の中のゼロカーボン社会への意識の高まりを受け、薪ストーブに補助金を出す自治体も増えていると聞きます。

しかし、薪がないと薪ストーブは何もできません。

薪はそれこそ、薪屋さんから買ってくれば何も苦労はありませんが、自分が燃やす木がどんな木なのか、どこから来たのか、どんな風に薪になったのかを知っていると知らないのとでは、愛着の度合いもまったく違ってくるというもの。

ストーブに薪をくべるときの気持ちも大いに変わってきますし、それによって得られる火の暖かさは格別なものとなるでしょう。

自分にとって大切なものが何なのかは人によってさまざまなので、この手動薪割り機プラウMLS12がすべての人にベストマッチするとは全く思いませんが、長々と書いてみて改めて私にとってはベストな選択だったな、と思います。

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