フレンチプレス風コーヒーをラクに美味しく淹れましょう

クレバーコーヒードリッパー01

朝食に、仕事中の休憩にとコーヒーを楽しむ方は多いことでしょう。
私もその一人です。

今はコンビニでもドリップコーヒーがそこそこ美味しく安く飲めますが、やっぱりちょっとだけ良い豆を買ってきて、至福のひとときを味わいたいもの。
そんな優雅な時間を、手間なくラクして演出できるグッズをご紹介します。

もちろん、UCCとかAGFといった普通にスーパーで買える普及品でも美味しくなりますので、ぜひお試しいただきたいと思います。

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コーヒー本来の美味しさを引き出すフレンチプレスをラクして楽しむ「クレバーコーヒードリッパー」

クレバーコーヒードリッパーセット

コーヒーを自宅で飲む場合、コーヒーメーカーを使う、ペーパードリップで淹れるなどいくつかの方法がありますが、フレンチプレスで淹れるという方はまだまだ少数派ではないでしょうか。

淹れ方によって味わいは全然違いますが、ペーパードリップと違ってフレンチプレスで淹れるとコーヒー本来の味わいが濾紙に吸着されないので、「えっ!これがいつものコーヒー?!」となり、なんだか得した気分になります。

▼こいつがフレンチプレス
フレンチプレス

これは紅茶を淹れるときの道具でしょ、と思ったあなた、半分合ってます。

日本では紅茶の器具として定着しているフレンチプレスは、その名の通りフランスが流行の発端で、ヨーロッパではコーヒーのためのごく一般的な抽出方法。

私の大好きな丸山珈琲(バリスタ世界チャンピオンを排出した軽井沢の珈琲店)では、コーヒーを注文するとフレンチプレスで提供してくれるのですが、自分で淹れるとなると実は淹れた後のお手入れがちょっとばかし面倒なんです。

▼フレンチプレスのフィルター部分。分解しないとコーヒー粉が掃除しきれない。
フレンチプレスフィルター分解

最初は、「おお、フレンチプレスで淹れたコーヒー、こってりうめぇ!」と感動しますが、片付けの際にフィルターにハマったコーヒー粉がなかなか取れなくて往生します。

そのうち面倒になって、結局ペーパードリップに戻ってしまったりします。
お店では自分で片付けませんから、後始末のことまで頭が回らないんです。

そこで、ラクして美味しいワイルドなコーヒーを楽しむために、「クレバーコーヒードリッパー」の出番となります。

パッと見、大きめのプラスチックタイプドリッパーのように見えますが、底の部分に秘密があって、手間なく美味しいコーヒーが淹れられるという仕組みになっています。

「クレバーコーヒードリッパー」の仕組みと淹れ方

クレバーコーヒードリッパーの仕組み

クレバーコーヒードリッパーセット

クレバーコーヒードリッパーは本体、フタ、コースターがセットになっています。
コースターは基本的に使わなくても大丈夫なので、私は本体とフタしか使っていません。

で、まずはクレバーコーヒードリッパーの仕組みを簡単にご紹介します。
クレバーコーヒードリッパーはお湯を注いでもそのままではコーヒーは下に流れ出てきません。
一体に見える本体が、実は上部と下部の2つに分かれています。

▼クレバーコーヒードリッパーの構造
クレバーコーヒードリッパー構造

ちょっと画像だけではわかりにくいかもしれませんが、イメージとしては学校等の手洗い場にある水石けんの容器の仕組みと同じです。

▼真横からみると、下部本体が浮いている状態になっています。 クレバーコーヒードリッパー下部構造

そのままの状態では液体が溜まっていますが、下から押すと石けんが手のひらに出て来ますよね。
クレバーコーヒードリッパーではコーヒーが溜まった状態になっていて、ポットなりカップなりに置くとコーヒーが流れ出てくるというわけです。

ちなみに、お湯を注いだ状態で、うっかりクレバーコーヒードリッパーの下に手をやると、熱々のコーヒーが直撃しますので、最初を水を入れて構造を確かめたほうが良いでしょう。
(私はヤケド未遂で済みました。アブナイアブナイ。)

というわけで、このクレバーコーヒードリッパーでコーヒーを淹れると、しばらくお湯をコーヒー粉に浸しておくことになり、コーヒーの味わいが濃く、深くなるというわけなんです。

更に良いことに、普通のペーパードリップだとちょっとずつお湯を注がなければならないので、しばらくドリッパーの前に付きっきりになります。

クレバーコーヒードリッパーなら、お湯を入れてしばらく放っておくだけ。

朝の忙しい時にその時間を省けるとなると、けっこううれしいんです。

また、コーヒーメーカーで淹れているから関係ない、という方もいらっしゃると思います。

でもコーヒーメーカーも、水を入れて、フィルターをセットし、粉を入れてと、かかる手間は結構ありますし、なんといっても水タンク部分がどんどん不衛生な状態になっていきます。

わたしはこの「コーヒーメーカーのダークサイド化」が我慢できずに、ハンドドリップに切り替えたのですが、クレバーコーヒードリッパーのおかげで、いままでコーヒーを淹れるのに割いていた時間を朝の準備に当てられるようになりました。

クレバーコーヒードリッパーの基本的な淹れ方

クレバーコーヒードリッパーでのコーヒーの淹れ方は至って簡単です。

クレバーコーヒードリッパー淹れ方


クレバーコーヒードリッパーにフィルターとコーヒー粉を淹れ、タイマーを4分にセット。
コーヒー粉は1杯分で約10グラム、お湯は1杯分220ccほどです。
わたしは2杯分でコーヒー粉20グラム、お湯は450cc準備しています。
クレバーコーヒードリッパーのLサイズを使っていますが、1度に淹れられるのは2杯分が限界でしょう。
500cc以上のお湯を入れると、溢れます。


クレバーコーヒードリッパーの真ん中にゆっくりとお湯を注ぐ。あくまでゆっくりと
それと同時にタイマースタート。
粉全体が湿ったあたりで、一旦フタをして20から30秒蒸らす。


蒸らしのあと、またゆっくりと真ん中にお湯を注ぐ。
必要量を注いだら、フタをしてタイマーが鳴るのを待つ。
その間、カップを温めるなり、食事の準備をするなりご自由に。


4分経過したら、すぐにサーバーやカップにコーヒーを移す。
抽出時間は好みで調整すればいいが、長ければ良いというわけではない。

こんな具合で、なにも特別な技術は必要ありません。
しかも通常のペーパードリップと違って張り付いていなくて良いので、楽チンです。

ペーパーフィルターを使う場合は、Lサイズのクレバーコーヒードリッパーには4~7人用という大きめのペーパーフィルターを使わないと、お湯がフィルターを乗り越えてしまうので、コーヒー粉がコーヒーに混じってしまいます。

淹れ終わったらコーヒー粉を捨て、クレバーコーヒードリッパーをササッと水で流せばオーケーです。
週に一度くらい、上部と下部を外してスポンジで洗ったり、たまに薄めた漂白剤につけたりするとなお良いでしょう。

下部本体は、シリコン玉の部分を上からグッと押しこめば簡単に外せます。
上部のシリコンパッキンと、下部のシリコン玉はそれぞれ外せるので、漬け置きの洗いの時は外したほうが良いでしょう。

お手入れが終わって組み直すときの注意点として、上部本体の溝と下部本体のポッチが噛みあうようにはめ込んでください。
そうしないと、お湯が駄々漏れになり、コーヒーが無駄になるばかりか、ヤケドの危険性もあります。

▼クレバーコーヒードリッパーをもとに戻すときの注意
クレバーコーヒードリッパーはめ込む

「クレバーコーヒードリッパー」と「コレス ゴールドフィルター」のタッグが最強

クレバーコーヒードリッパーの使い方がわかったところで、やっとこの記事の本題である、「フレンチプレス風」で美味しいコーヒーを淹れよう、というお話になります。

上の画像ではペーパーフィルターですが、フレンチプレスのようにコーヒーのエキスをすべて頂くには金属フィルターが必須になります。

そこで登場するのが、コレスのゴールドフィルターです。

▼コレスのゴールドフィルター。神々しい輝きが、美味しいコーヒーをもたらします。
コレスのゴールドフィルター01

3番目の画像にあるように、コレスのゴールドフィルター単独でもコーヒーをドリップできますが、やっぱりフレンチプレス風のコーヒーを楽しむなら、クレバーコーヒードリッパーとの組み合わせがベストです。

コレスのゴールドフィルターもサイズが2種類ありますが、クレバーコーヒードリッパーがLサイズならコレスのゴールドフィルターも1-10カップ用という大きい方のサイズをチョイスします。

▼クレバーコーヒードリッパーLサイズとコレスのゴールドフィルターの1-10カップ用がまるであつらえたかのようにぴったりハマります。
コレスぴったり

淹れ方は、フィルターが変わろうと同じです。
ちょっと蒸らして、待つこと4分。

これで、フレンチプレス風のコーヒーエキスがたっぷり抽出された、かといってエスプレッソほど濃いわけではない、ワイルドかつフレッシュなコーヒーを楽しむことが出来るんです。

コーヒーの挽き方だけ若干の注意が必要で、粗挽きから中挽きまでの挽き方でないとコーヒー粉がコーヒーに入りやすくなってしまいます。
ペーパーフィルターのように、クリーンに濾しとってくれるわけではないからです。

そして、フレンチプレスで淹れたコーヒーのポイントといえば、「コーヒーオイル」です。
コーヒーから出る油分ですが、「あぶら」というとなんだか余計なもののような響きがありますが、「コーヒーオイル」というワードになるだけで、俄然コーヒーに命が吹きこまれたような印象さえあります。

▼フレンチプレス「風」コーヒーでも、しっかりコーヒーオイルが頂けます。
コーヒーオイル

▼金属フィルターゆえ、最後はコーヒー粉が残ります。これは飲まないで。
コーヒー粉のこり

ちなみにコレスのゴールドフィルターは、冒頭にも出て来た丸山珈琲が製品開発に監修しているとのことなので、コーヒーフィルターとしての性能も折り紙つきなんです。

▼丸山珈琲社長が監修の「珈琲完全バイブル」に書いてあります。私も愛読中です。
コーヒーバイブル

丸山珈琲はコーヒーをフレンチプレスで提供しています。

クレバーコーヒードリッパーとコレスのゴールドフィルターを併用すれば、フレンチプレスとほぼ同じ仕組みでコーヒーが淹れられます。
しかも、コレスのゴールドフィルターは丸山珈琲が開発監修。

つまり、クレバーコーヒードリッパー+コレスのゴールドフィルターの組み合わせで淹れるコーヒーは、丸山珈琲のコーヒーをほぼ完璧に味わえる仕組みであると言っても過言ではないのです。

なんだか丸山珈琲の廻し者のようになってしまいましたが、実際丸山珈琲のコーヒーは美味しいので仕方がありません。強く、強ーくオススメしたいコーヒー屋さんです。

フレンチプレス風コーヒーをラクして楽しむ秘訣 まとめ

クレバーコーヒードリッパーはホントにクレバー。

ドリッパーのお化けのような見た目ですが、仕組みはホントにクレバー。
お湯を溜めておく構造も電子的な仕掛けは一切なく、重力を利用しているのみです。

フレンチプレスを意識して開発したのかは定かではありませんが、私にとってはお手軽フレンチプレスマシンです。

よく出来ているなと感心するのが、「ドリッパーの形状のままでお湯が貯まる」というデザインです。

普通のドリッパーでも同じことをやろうとして筒状の容器にいれてみても、粉が浸るほどお湯を入れるとコーヒーが薄くなりすぎます。
だからフレンチプレス専用の器具があるんですけどね。

クレバーコーヒードリッパーによって、いままで飲んでいた「フツー」のコーヒーも美味しくなるってんだから、これは事件です。
さらに手入れもラクで、「ダークサイド化」の心配もなし。

コーヒー好きなら必携のアイテムなのです。

コレスゴールドフィルターは美しく、手入れもラク。

クレバーコーヒードリッパーでコーヒーを淹れるのに、ペーパーフィルターでも全然良いんですけど、フレンチプレスのダイナミックでワイルド、それでいてフレッシュでシャープな味わいを楽しみたいなら、絶対に金属フィルターが必要です。

コレスのゴールドフィルターなら、ぴったりフィットして、美味しいコーヒーが完璧に作れます。

金属フィルターなので変な味やニオイがコーヒーに移ることもありませんし、繰り返し使えて「エコ」そのもの。

お手入れも簡単で、コーヒー粉をザクっと捨てたあとは水で粉を流すだけ。
わずかに目づまりすることもありますが、柔らかいスポンジでササッとこすればお手入れ完了。

念入りなお手入れは、中性洗剤を入れた水にしばらく付けて仕上げはスポンジで。純金メッキなので、漂白剤につけたり、食洗機での洗浄は控えたほうが、永く使えることでしょう。

クレバーコーヒードリッパーとの相性は抜群、いつものドリップで楽しみたいときはゴールドフィルター単独でもコーヒーを落とせるニクいヤツです。

この際、コーヒーの本を読んでコーヒーにちょっと詳しくなろう。

最後に、いつも何気なく飲んでいるコーヒーも、コーヒーの美味しい淹れ方やコーヒーにまつわる様々な世界を知ることでものすごく魅力的な存在に変わります。

セブンイレブンの100円のコーヒーがなかなか美味しいと思っていたのはもう過去のこと。
100グラム1000円のコーヒー豆でも、1杯あたり100円です。(かなり単純計算ですが)

丸山珈琲でなら、100グラム800円のコーヒー豆でも、いままでの世間知らずな自分を呪いたくなるくらい、感動的なおいしさのコーヒーが手に入ります。

自分で焙煎するところまで行くともうかなりのマニアですが、淹れる直前に豆を挽くくらいならお金もそれほどかかりません。

清々しくも奥が深いコーヒーの世界を、まずはザッと垣間見つつ、クレバーコーヒードリッパーでおいしいフレンチプレス「風」コーヒーを楽しむこととしましょう。

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