星のや富士で味わうグランピングがラグジュアリーで夢心地

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星のや富士で味わえるグランピングが話題です。
そもそも「グランピング」をwikipediaで調べてみると、

「glamping グランピング」とは、glamorousとcampingの合成語で、キャンプ場のサービスを高級ホテル並にしたもののこと。

とあります。

グラマラス、つまり魅力的、魅惑的なキャンプという意味合いになりますが、星のやがグランピングを具現化した星のや富士でなら、素晴らしくドリーミングな体験を味わえます。

では、どれほどのものなのか、ざっくりとご紹介していきます。
当然ですが、実際に泊まってきたからわかることばかり。
サラッとした半日取材とは違います。

ちなみに、写真は全部自分で必死に撮影したものなので、無断での転用は固くお断りします。
引用先を記載しての転載もおやめください。

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星のや富士の魅力、富士山独り占め感がすごい

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上の写真がすべてを物語ってくれますが、キャビンと呼ばれる星のや富士の客室は全て、富士山の方を向いています。

部屋によって多少見え方は異なりますが、筒状になっているキャビンが大きな望遠鏡さながらに、富士山という存在を際立たせてくれます。
目の前に富士山と河口湖しか見えないという状態で、見とれないで他に何をしようというのでしょう。
時間を忘れて富士山を眺めてしまいます。

この富士山独り占め感が星のや富士の魅力の一つ。

これだけで、星のや富士に来た甲斐があるというものです。

天候によっては、晴れていてもしっかり富士山の姿を見ることができない場合もあるそうで、そればかりは運次第。

わたしは開業後初の悪天候という悲惨なタイミングで訪れましたが、奇跡的に富士山が姿を現してくれました。

富士山、最高。
星のや富士、最高。

炎の魔力。星のや富士Sキャビンの薪ストーブに酔う

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星のや富士にある40のキャビンのうち、2室だけ、薪ストーブが設置されたキャビン(Sキャビン)があります。

泊まってみてわかりましたが、薪ストーブの魅力は恐ろしい。
魅力というより、魔力に近いですね。

バルコニーに設置されているので、薪ストーブの炎に暖められながら、富士山を眺めるという、もういつ死んでもいいという気分にさえさせてくれるのです。

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太い薪がバチバチ音を立てて燃えるさまは、富士山が見えない夜の間も、時間を忘れて眺め続けられます。

うまく火を起こせなくても、スタッフさんにお願いすれば、かわりに火をおこしてもらうことも可能です。
2室しかないのですが、平日であれば予約が取れると思います。

星のや富士に行くのなら、ぜひ狙ってほしい部屋だと思います。
きっと、自宅に薪ストーブが欲しくなります。

薪ストーブについては改めて詳しく書きたいと思います。

星のや富士のダッチオーブンディナーは無理してでも食すべし

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こんなオマール海老のグリル料理がアウトドアで食べられます。

それが、星のや富士のダッチオーブンディナーです。

星のや富士での夕食は、このダッチオーブンディナー、ダイニングでのディナー、キャビンでのルームサービスの中から選べますが、薪ストーブと同じように、星のや富士に行くのなら、このダッチオーブンディナーもぜひ体験して、味わって欲しいと思います。

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セレブな方にとっては大して高くないであろうこのダッチオーブンディナー、庶民の私にとっては清水の舞台から飛び降りる気持ちでトライしましたが、終始夢心地でお金で買えない価値があると感じました。

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ちなみに、一人17,820円(サービス料、消費税込み)です。

金額だけ見ると、思考が止まるくらい高いです。
が、シェフが目の前で調理してくれ、わずかばかり自分も調理に参加し、作る楽しみ食べる喜びを同時に味わうことができます。

グランピングの醍醐味を感じることが必ずやできると思います。

星のや富士の至れり尽くせりネイチャーライフ

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手入れの行き届いたアウトドア環境で、ネイチャーライフを楽しむという、わがままが星のや富士でなら叶えられます。

清潔なトイレやお風呂、空調のきいた快適なキャビン、プロのシェフが作ってくれる美味極まるアウトドア飯、どれもこれも自分勝手過ぎる要望を満たしつつ、アウトドア気分も満喫できるのが星のや富士。
虫嫌いでも、料理ができなくても、キャンプのオイシイところだけ楽しめます。

それが、ラグジュアリーなグランピングといわれる所以です。

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南向き斜面の森のなかに広がるクラウドテラスで、自由にいただけるちょっとしたお菓子とお茶やコーヒー、スパークリングワインでリラックスしていると、いつの間にかウトウトしてしまいます。

そんな快適な空間も星のや富士には用意されていました。

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午後のティータイムには、焼きリンゴの振る舞いもあります。
「森のひととき」は誰でも気軽に参加できます。

正直、星のや富士を離れて、河口湖周辺を観光しようという気にはなりませんでした。

心身ともにリフレッシュするというのは、こういうことなんですね。

2泊3日でも全然足りないです。

星のや富士の建築美にため息

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星のや富士は建築としても個性的で美しいです。

建築デザイン担当は、東利恵さんです。
建築好きなら東と聞くと、「塔の家」とすぐに連想されると思いますが、その塔の家の東孝光氏の娘さんですね。

キャビンの打ちっぱなしコンクリートのテクスチャーは、塔の家のRCテクスチャーにも通じる、杉板(たぶん)型枠の荒々しい仕上がりが印象的です。

勝手な推測ですが、RC表面に木目を出すことで、山や森との一体化を目指したのだと思います。

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キャビンを外から眺めると、まだ木が小さいので若干の違和感がありますが、5年、10年と時間を経ることで森と同化していくのであろうことが想像に難くありません。

落ち葉の散る階段も、微妙に迂回して、山歩きが楽しくなります。

キャビン内部のシンプルさは、主役は富士山とその周囲の自然であることを再認識させてくれます。

建築的な側面から星のや富士を捉えてみると、もっと星のや富士を楽しめるはずなので、行こうと思っている方はぜひ建築にも興味を持ってもらえたらな、と思います。

四季を通じて楽しめるグランピング、それが星のや富士

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星のや富士の魅力のごく一部ですが、ざっくりとご紹介してきました。

少しでもその魅力、楽しさが伝わればうれしいですね。

もっと細かく紹介したいので、追々記事を増やしていく予定です。
星のや富士を訪れようという方が少しでも増えれば良いなと思います。

星のや富士のことを予習するなら、この本が良いかもしれません。

Glamp by Hot-Dog PRESS (講談社 Mook(J))
by カエレバ

写真は全部自分で必死に撮影したものなので、無断での転用は固くお断りします。
引用先を記載しての転載もおやめください。

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