朝の「なんか粘っこい」お口とこれでおサラバ!!
寝る前にしっかり歯を磨いたはずなのに、朝目覚めると口の中が、なんとなく気持ち悪い。
場合よっては、気持ち悪いを通り越して、粘ついていたり・・・。
そんな不快感を解消するために、何も食べていないのにとりあえず歯を磨く。
これってなんか無駄なような気がしませんか?
就寝前の歯磨きにちょっとした口腔ケアをプラスすることで、朝の口の中の不快感を激減、もしくは消し去る方法をお伝えしちゃいます。
ちょっとだけ投資する必要がありますが、大切な「歯」も守れると思えば安いものです。
さっそくご紹介します。
photo credit: Silvia Viñuales via photopin cc
朝が変わる口腔ケアグッズはこいつらだ
目覚めからお口爽快のための「三種の神器」はズバリ
- ソニッケアーイージークリーン+ダイヤモンドクリーンブラシ
- デンタルフロス(または糸ようじ・歯間ブラシ)
- マウスウォッシュ
です。
ただし、ちょっとずつポイントがあります。
早速1つずつ見ていきましょう。
フィリップス ソニッケアー イージークリーンは最高!
まずは電動歯ブラシです。
使いはじめると、「なぜもっと早く買わなかったんだ」と逆に後悔の念に苛まれますが、それはさておき、手磨きでは決して得られない爽快感がゲットできる、口腔ケアの必須アイテムです。
歯科医院で定期健診を受けた時も、「歯ブラシは電動ですね?」って聞かれます。
こっちから申告しなくても、プロには手磨きか電動かわかってしまうんですね。
つまり、電動歯ブラシはプロが見れば、「良く磨けている」状態を生み出せるわけなのです。
そして、電動ならなにもフィリップス製でなくても、ブラウン、オムロン、パナソニックと色々ありますが、システムやランニングコスト、性能を鑑みてフィリップスが最適と判断したのですが、これが大正解。
さらに、ソニッケアーは2万円もする高級モデルから、オトクな単純機能のものまで数モデルありますが、はっきり言いましょう、一番オトクなモデルで十分です。
実際私も「イージークリーン」という最も廉価なモデルを愛用しています。
高級タイプはたくさんのモード切り替えでブラシの動きや動作時間が変わったり、USB充電だ、付属品がオシャレだなんだとあるようですが、「口内を清潔に保つ」ために必須の機能とは思えません。
ただし、ブラシだけはこだわりたいところ。
イージークリーンに標準添付のブラシは「プロリザルツ」というタイプなのですが、2本目からの替えブラシはより高性能とされる「ダイヤモンドクリーン」を使いましょう。
(箱に使い始めた日、交換した日を書き込み、交換時期を忘れないようにしています。)
メーカーの説明では、高級モデルでないとダイヤモンドクリーンブラシの本来の能力が発揮できないとありますが、そんなことはありません。
駆動部分はローコストで、直接歯に触れるブラシは高性能で、といいとこ取りでコストをコントロールすることで、口内環境は清潔に、懐具合は温かくすることが可能です。
ダイヤモンドクリーンもプロリザルツブラシも、交換ブラシにはスタンダードとミニタイプがありますが、男性ならスタンダードタイプでちょうど良いと思います。
手磨きならコンパクトヘッドの方が操作性が良いですが、電動歯ブラシだと一気に広範囲を磨ける方が便利です。高速水流を起こす範囲が広いほうが、しっかりと磨くことが出来ます。
とはいっても、口の中が狭い(小さい)方や女性はミニタイプが無難かもしれません。
ところで電動歯ブラシで磨く際は、いつもの歯磨き粉だと歯の表面を傷つけてしまうおそれがあるので、歯磨き粉はすこ~しだけで十分です。
最後にマウスウォッシュで仕上げるので、口の中がさっぱりしなくて嫌だな、ということはありません。
どうしても歯磨き粉を味わいたい、という方は研磨剤の入っていないタイプを使うと良いでしょう。
フィリップス 電動歯ブラシ ソニッケアー イージークリーン HX6521/01 | ||||
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フィリップス 電動歯ブラシ用替ブラシ ソニッケアー ダイヤモンドクリーン ブラシヘッド【ミニ タイプ4本組】HX6074/01 | ||||
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コンクール ジェルコートF 90g | ||||
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電動歯ブラシのランニングコストは、思ったほど高くはない
ここで、電動歯ブラシのランニングコストを心配される方もいらっしゃるでしょう。
「電動歯ブラシがいいのはわかるが、高く付くのはちょっと困る」と。
ここで簡単な算数を。
手磨きの歯ブラシが1本200円とします。(口腔ケアに気を使う人には、1本100円のブラシはふさわしくありません。)
常に歯ブラシの性能を発揮するためには2週間で交換しなければなりません。
2週間じゃもったいないよ、という方のために、3週間で交換としましょう。
3週間毎に200円かけて、3ヶ月経つと、約12週間として、200x4=800円です。
一方上記のダイヤモンドクリーンブラシ。
われらがAmazon様から購入すると、4本入で4400円前後です。
(家電量販店でも大体同じくらいです。)
ダイヤモンドクリーンブラシは3ヶ月持ちます。
つまり、4本入りで1年分ということになり、3ヶ月分は4400の四分の一で、1100円です。
手磨きブラシと比べて300円の差がありますが、ひと月辺りにすればわずか100円です。
1ヶ月で100円ということは、1日3円。
こうしてみると、もう誤差の範囲です。
最初に本体購入で費用がかかりますが、上でも言ったように、本体は「最もローコストのもの」を買えば良いので、ランニングコストだけを考えると、手磨きの歯ブラシと同等といっても過言ではないということになります。
ここで、3ヶ月使ったダイヤモンドクリーンブラシと新品のダイヤモンドクリーンブラシの比較画像を見てみましょう。
見た目では、交換の目安となる青いブラシの色がだいぶ消えています。
周囲のブラシの表面も、新品はツヤがあります。
目に見えないレベルで、毛先が摩耗してメーカーが言うところの本来の性能が失われているのだと思いますが、押し付けて磨かないので毛先が変に開くこともなく、また、手で触った感じではコシがないとかフニャフニャしているということもありません。
フィリップスが推奨する期間できっちり交換する優等生を演じていますが、あと1ヶ月位は使えそうな印象です。
フィリップス 電動歯ブラシ用 替ブラシ ソニッケアー ダイヤモンドクリーン ブラシヘッド レギュラーサイズ 5本組 HX6065/01 正規品 | ||||
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ソニッケアーで歯を磨くときのちょっとしたコツ
ソニッケアーは一番安いイージークリーンにも、「カドペーサー」という簡易タイマーがついていて、電源オンから2分経過すると、自動的に電源OFFになります。
メーカーの説明では、口の中を4分割して各部30秒ずつ磨く、とありますがこれは若干心許ない。
私は、上下それぞれ2分ずつかけて磨きます。
(歯並びが結構悪いから、というのもあります)
磨く際は、歯の1本1本を意識しながら、1本あたり3秒ずつブラシを当てる感じで磨きます。
このとき、絶対にブラシを歯に押し付けないようにします。
そっと当てるだけで、落とすべき汚れは落ちてくれます。
歯の表面は意外と傷つきやすく、表面のエナメル質が薄くなるといわゆる「知覚過敏」になりやすくなるので注意が必要です。
ところで、人間の歯は親知らずを除くと、通常上下14本ずつ生えています。
2分のうち、14(本)x3(秒)x2(表裏)=84秒で、全体を磨くのに1分24秒かかり、残りの約30秒で、奥歯の奥や歯並びが悪くて気になるところを手当しましょう。
特に気になるところがなければ、一旦スイッチを切り、上(または下)の歯を磨きます。
こうやって、ちょっと意識を変えて歯を磨くことで、口腔内の清潔感と健康を一度にゲットできるというわけです。
フィリップス 電動歯ブラシ ソニッケアー イージークリーン HX6521/01 | ||||
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デンタルフロス(糸ようじ・歯間ブラシ)で歯間も清潔に
モーニングマウスフレッシュネス(適当な造語)のためには、歯と歯の間の汚れも落としてあげます。
このためにはデンタルフロス(歯間掃除用の糸)を使います。
糸ようじや歯間ブラシでも良いでしょう。
好みの道具で構いません。
寝ている間というのは、唾液の分泌が少ないので口内の菌が繁殖しやすくなります。
ソニッケアーイージークリーンがいくら高性能とはいえ、歯に詰まった食べかす、汚れを完全に落としきる事は出来ません。
私はブラッシングの前に、歯間掃除をしていますが、歯磨きの後でも問題無いと思います。
最後の工程でマウスウォッシュで洗い流しますので。
歯並びの悪い人ほど、歯間掃除は重要です。
慣れるまで最初は面倒に感じるかもしれませんが、習慣にさえしてしまえばこっちのもの。
歯医者さんからのアドバイスによると、一つのスキマごとに糸を10往復はさせましょうということでした。
それを聞いた時は「メチャクチャ時間かかるやんけ」と思いましたが、慣れれば結構すぐに済みます。
大切なパートナーをいたわる気持ちがあれば、なんてことはありません。
始めのうちは歯茎から血が出たりしますが、そのうち力加減もわかってきます。
最終的には、歯間掃除をしないと気持ち悪くて眠れないようになります(笑)
モーニングマウスフレッシュネス(適当)のためにも、また8020(80歳で自分の歯が20本)のためにも、歯間掃除はとっても大切です。
リーチ デンタルフロス ワックス 50m | ||||
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小林製薬の糸ようじ フロス&ピック デンタルフロス 60本 | ||||
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マウスウォッシュで口内の隅々までキレイに
モーニングマウスフレッシュネス(しつこい)を目指す最後の仕上げは、マウスウォッシュです。
歯間掃除、ブラッシングとこなして、これらで十分かと思いがちですが、最後にマウスウォッシュをします。
こいつで口の中を隅々まで清潔に保ち、寝ている間の口腔内雑菌の繁殖を極限まで少なくします。
実際問題、歯間掃除とソニッケアーイージークリーンだけで、朝の口内環境は劇的に良くなりますが、マウスウォッシュをプラスすることで、歯周病のリスクも一挙に減らしてあげるという作戦です。
怪しいメーカーの激安マウスウォッシュじゃなければ、どんな商品でもいいと思いますが、マウスウォッシュも慣れるまでは結構刺激がピリッと来ます。
強い刺激を好まない方やお子さんも使う家庭用に、低刺激タイプ(ノンアルコールタイプ)のものが今は多く出回っているので、利用すると良いと思います。
クリアクリーンデンタルリンス 1000ml | ||||
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薬用 LISTERINE リステリン ナチュラルケア ノンアルコールタイプ [医薬部外品] 1000ml | ||||
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朝や日中の口内環境スッキリのための補足ポイント
上に書いたように、モーニングマウスフレッシュネス(くどい)のための三種の神器はお分かりいただけたと思いますが、さらに効果的にするためのコツをお伝えします。
就寝中は「鼻呼吸」をする
寝ている間はただでさえ唾液の分泌が少ないのに、口で呼吸をすると、口内やのどがカラッカラになります。
乾燥してくると、ここぞとばかりに雑菌が繁殖し、「おじいちゃん、おくちくさーい」な状況になるとともに、ネバ付きの元になります。
体調や個人差により「鼻呼吸なんでムリ」という方は仕方ありませんが、なるべく鼻で呼吸する癖をつけ、寝ている間の口腔内の乾燥を防ぐようにしましょう。
鼻呼吸が出来ずに悩んでいる方も多いようですが、そんなときはプロのスポーツ選手が使う「ブリーズライト」を就寝中に使って、徐々に鼻呼吸に慣れていくようにしましょう。
また、「起きて生活しているときは鼻呼吸できるのに寝るときは口呼吸になる」という方は、舌先が前歯の裏のちょっと奥、上顎に少し触れるような位置になるよう心がけて、眠りにつきましょう。
日中は、自然と舌が上顎に少しだけ触れているのです。
これと同じ状態なら、口で呼吸が出来ませんから、自然と鼻呼吸ができるようになり、口腔内の過乾燥とさよなら、ネバつき、イヤな臭いも激減と、イイコトづくめなのです。
ブリーズライト スタンダード 肌色 レギュラー 30枚入 | ||||
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口臭が気になる方は、日中も口腔内を乾燥させない
寝ている間だけでなく、日中もできるだけ口腔内の乾燥を防ぐことで、口臭を予防できます。
単純に口臭といっても原因はさまざまですので、これだけで完全に口臭問題を解決するのは不可能です。
ただ、口腔内が湿潤な状態であれば、口臭の発生原因の一つを抑制できます。
こまめにお茶や水を飲む、アメやガムを食べることで簡単に克服できますのでお試しください。
ちなみに私は、ボトルガムをジップロックに小分けにして持ち歩くという、超貧乏性スタイルで口臭予防を図っています。
起き抜けからお口爽やか生活 まとめ
口腔ケア三種の神器(ソニッケアー、デンタルフロス、マウスウォッシュ)を活用すべし
寝ている間は鼻呼吸すべし
ついでに日中もお口を適度に潤してね
電動歯ブラシは本体は安く、ブラシは良い物を。
デンタルフロスも、お金がなければ100円ショップの糸ようじでも良いです。
ただし、糸が切れやすかったり、切れた糸が歯間に残り、それを取るために新たな糸ようじが必要になるという「事故」が起きやすいのでご注意を(笑)
マウスウォッシュも、100円ショップのものはやめておきましょう。
鼻呼吸については意外と奥が深いので、悩んでいる方は調べてみてください。
口腔内を湿潤な状態にするためのガムも、虫歯予防効果のあるものならなおいいですね。
爽快な目覚めのためにも、一生付き合う大切な歯と歯茎のためにも、明日からと言わず今日から、就寝前の口腔ケアを習慣づけてしまいましょう!!
フィリップス 電動歯ブラシ ソニッケアー イージークリーン HX6521/01 | ||||
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【歯科専用】キシリトールガム ボトルタイプ90粒(クリアミント) | ||||
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