30代後半から40代前半の、80年代に小学生時代を過ごした主におっさんが泣いて喜ぶ本が出ていたので、思わずゲット。
それが上の画像の「80年代オマケシール大百科」です。
マニアなら、すでに穴が空くほど読み込んで懐かしさにまみれていることでしょうが、私も類にもれず「昔は良かった」的な感慨に浸っています。
最も有名なビックリマンシールの天使と悪魔シリーズを始め、ドマイナーなものまで結構な種類が網羅されていますので見ているだけで楽しいです。
そして、私のしょぼくれたコレクションまで公開してしまうという、おっさん歓喜の記事となっていますのでおっさんじゃない人は読んでも全く面白くないことをお断りしておきます。
サデスパー堀野 いそっぷ社 2017-04-10
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80年代オマケシール大百科はこんな本だ!
本の中身を紹介したいんですが、メインの項目ごとに写真を撮って載せていくと著作権的なアレがアレなんで、目次だけでも紹介しておきます。
もくじでも厳密にはダメだと思うんですが、本当にダメだったらお問い合わせ欄からお知らせ下さい。画像を消します。
で、中身はと言うと、カタログ的に全シールが網羅されているのではなく有名なシールと物語の設定、人気の度合いなんかが書いてあります。
種類はかなりあり、有名なところではビックリマンシールの天使と悪魔シリーズ、ガムラツイスト、ラーメンばあ、ドキドキ学園などなどがあります。
後半の方は聞いたこともない、ビックリマンシールの人気に乗じたわけのわからないものもたくさんあります。
資料としても、読んでいて楽しいですし、「なぜこんなものがあのころ流行ったのか」を考察してみるのも良いかもしれません。
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秘蔵の、しかしショボいコレクションが炸裂!
ビックリマンシール天使と悪魔シリーズのヘッド的なやつ
小学生の頃は、正直、あんまり天使と悪魔シリーズは熱心に集めてませんでした。どちらかというと、捨てられてしまうチョコを必死にもらって食べている側でしたね。
ところが、中学生になってから突如としてクラスでビックリマンシールが流行りまして、リアルマネー飛び交うトレードがブームとなりました。もちろん、全国的なものではなくうちのクラスまたは学年だけだったのだろうと思います。
そのときになぜか狂ったようにお小遣いを使い、集めたのが上の写真のショボいコレクション。
一枚100円、300円、500円、1000円とクラス内だけでの価値で価格が高騰したり、お金のないやつは「このヘッド3枚とおまえのヘッド1枚を交換してくれ」なんて・・・。
多分全部本物でしょうけど、マニアが欲しがるような初版では無いのだろうと思います。でも、今見てもホログラムシールはすげえなあ、と思います。
これは子供は欲しがるわな。
ビックリマンシールは特にしっかりとしたストーリーがあって、弾ごとに昔のキャラが変身したり様々な変化がありました。
キラシールだったのがホログラムシールになったり、その逆だったり。
今見てみても、やたらと難しい漢字や言葉が使われていて、小学生にしてすでに厨二病発症のウイルスを仕込まれていたと言っても過言ではないでしょう。
そして、おっさんになってから見返してみても、こんな難しい文章を考えていたその当時の大人、すげえ、としか言いようがないです。
なんか微妙に下手な絵が魅力的なドキドキ学園
ビックリマンシールより、どちらかというとドキドキ学園のほうを集めていた記憶があります。
たしか、ビックリマンシールは30円で、こっちは20円だったような。
100円玉を握りしめて駄菓子屋に行くと、ビックリマンシールは3個、ドキドキ学園は5個買えるわけですから、そりゃもうドキドキ学園一択でしょう。
しかし、子供ながらに10円の差が絵のクオリティの差に表れていることはひしひしと感じました。
クオリティと言ってしまっては失礼ですね、テイストが違う、ということですかね。
他のキャラは全然記憶にありませんでしたが、ヘルゲル魔皇帝だけはなぜか脳裏に焼き付いていました。キャラや舞台設定は、ビックリマンシールに負けず劣らずしっかりしていたようです。
一番熱心に集めた、「めざせまるきん」
個人的に最も熱心に集めたのが、この「めざせまるきん」です。
ストーリーなどはなく、一話完結ならぬ一枚完結で潔い感じです。
1番の「まるキン」を持っているということだけが、私の自慢です。
めざせまるきんの最大の特徴は、あたり券か補助券3枚で1000円の郵便定額小為替がもらえたことでしょう。
小学生にとって1000円とは大金の部類。1個50円と、ビックリマンよりも高額でしたがこれだけは譲らず集めました。
ただ、チョコがビックリマンやドキドキ学園のようなウエハース菓子ではなく、本当にただの板チョコ(5円玉を型どったチョコ)で、変に甘ったるく食感もよくないチョコレートだったので食べきるのに苦労した記憶があります。
食べ物を捨てるなんてとんでもないと教育されていたので、一時期は勉強机の引き出しの中に7,8個チョコだけがしまってあったことがありました。
もちろん、全部食べましたが、鼻血が出るかと思いました。
メジャーではない懐かし系グッズたち
なぜか1枚だけ持っている、デンワールドシールのテレカ姫。
たぶんビックリマンシールのヘッド的な奴だと思いますが、価値なんて無いでしょう。
デンワールドシールについても、冒頭の大百科には記載があります。
紐状のグミキャンディーとして子供心をくすぐった、ひもまる。
それの、何かしらのキャンペーンでもらったのであろう、ジグソーパズルがありました。
これに関しての当時の記憶は全くありませんが、まあ、これもゴミ同然でしょう。捨てるつもりもないですが。
おまけじゃないんですが、一緒にしまわれていたのでついでにご紹介。
SDガンダム、流行りましたね。もちろん、ガン消しも山ほど持ってました。
これはマグネットですね。
今見ても、なかなか愛嬌のあるイラストで、楽しいです。
80年代最大のイベントと言えば、コレ、つくば万博ですよ。
当時のハイテクの粋を集めた、科学博覧会でしたから、学研の科学で育った私にはツボもツボ、親に頼み込んで5回は行ったような記憶があります。
そのつくば万博のおみやげのハンカチが未開封で保管されてました。
コスモ星丸も心なしか微笑んでいてくれているようです。
無事宇宙飛行士として認定された、NECパビリオンの認定証が出てきました。
たしか、もっとも近いゲートに開場前に並び、開場と同時に猛ダッシュでNECパビリオンに並んで展示を味わったというような記憶があります。
人気のパビリオンはどこも長蛇の列で、NECパビリオンもその一つでしたから、まずはいの一番に駆け込んだということですね。それでも30分くらいは並んだような記憶があります。
ここからバブルに向かって突き進む日本の景気の良さを象徴するようなイベントでしたね、ああ、懐かしい。
どうしてこれが書いてない??まじゃりんこシールを忘れないで
最後に、冒頭の大百科についての不満をひとつ。
「おまけシールだったら、まじゃりんこシールはどうした??」
と私は言いたい。
天使と悪魔シリーズのように、ストーリーがないとダメなのか、と。これも立派に80年代のシールだろ、と私は言いたい。
それこそ、まじゃりんこシール完全大辞典も発刊して欲しいくらい。
ゲンシリョクマなんて、最高ですね。
原発推進派御用達のまじゃりんこシールです。
「タカシ」なんてもう、ただの人の名前です。
ゲンシリョクマに限らず、まじゃりんこシールは裏面が楽しい。
「デンキ良いネ!」
「ホウジャノウ」
シュール過ぎて、原発反対派からやっつけられてしまいそうな文面です。
このころから、原発はリスクのある存在だったんですね。チェルノブイリの事故は1986年ですから、ちょっと先取りしていた感があるような、無いような・・・・。
ということで、80年代に無我夢中でおまけシールを集めたあなた、読むときっと幸福感につつまれること請け合いなので、おひとつどうぞ。
この手のマニアック本は重版されることは珍しく、すぐに手に入らなくなるそうです。
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