定期購読に巣くう魔物
今年の年初に日経アーキテクチュアの定期購読を申し込んだ記事を書きました。
日経アーキテクチュアの定期購読で「アンテナ」を高く感度良くできるか
申込からたったの2ヶ月で、人はこんなにもダメになれるという、良い意味での体験が出来ました。
さあ、今回はどんな泣き言が飛び出すか、自分のダメさにワクワクします!!
photo credit: Darwin Bell via photopin cc
日経アーキテクチュア・プレミアムメールが来る度に、「しまった」と思う
日経アーキテクチュアの定期購読と同時に、日経アーキテクチュア・プレミアムも申し込みました。
日経アーキテクチュアがWEB上でも閲覧できるという、便利なサービスです。
割引の恩恵を受けるためには、カード決済かつ毎年自動更新という、うっかりさんから搾取する仕組みを利用するのが条件でした。
1冊め、2冊めと最初のうちは「定期購読ってシステム、すげえ便利だな」と感動しながら日経アーキテクチュアライフを楽しんでいました。
しかし、定期購読開始から1ヶ月余り経つと、異変が起き始めます。
そして、事件は起こるべくして起きた
▲自分の恥部を晒すかのような情けないアクシデント、それは未開封の雑誌が溜まっていくという現象です。
毎月決まった時期に、日経アーキテクチュア・プレミアムメールが送られてきます。
日経アーキテクチュアプレミアムメールが来るということは、本誌が間もなく送られてくるという証なんです。
日経アーキテクチュアプレミアムメールは数回に分けて最新号の内容をお届けしてくれるという大変ありがたいメールです。
そして悪いことに、日経アーキテクチュアプレミアムメールを読むと、ひと通り紙面の内容がわかったような気になってしまうんですよね。
あといろいろ、忙しいとか、家の用事とか、疲れたとか、眠いとか・・・。
そうです。
全部言い訳です。
本当にありがとうございました。
ビニールを破って、紙面をペラペラめくり、興味を惹く部分を熟読する。
たったこれだけのことが出来ないほど忙しい身分ではありません。
出来ない理由を述べていただけです。
初心忘れるべからず。
定期購読開始時の大いなる野望を思い出し、自分の成長のために日経アーキテクチュアを読みます、私は。
日経アーキテクチュア定期購読 ここが○ここが△
日経アーキテクチュアを定期購読し始めてまだたったの2ヶ月ですが、すでにいくつかわかったことがあります。
たったの2ヶ月で何がわかってしまったのか、まとめます。
日経アーキテクチュア定期購読 ここが○
まずは日経アーキテクチュア定期購読の素晴らしい部分です。
専門誌の取材は、さすが着眼点が鋭い(と思うものもある)
こんなものは個人の感覚によりますが、取材の着眼点がおもしろいと思います。
建築の世界は、こんなにIT化が進んだ現代でも、どこか閉鎖的な部分がありネットでなんでも調べられるわけではありません。
日経アーキテクチュアの記者が、足で調べた記事は読み応えあり、現代的感覚の維持に役立ちます。
弱ってきた脳みそを健全に保つのにも役立ちます。
ただ、全然心の琴線に触れない特集記事もあるので、紙面を100%楽しみ尽くせないのは致し方無いところかもしれません。
会員限定コンテンツを閲覧できる優越感
日経アーキテクチュア・プレミアムメールには、会員限定コンテンツも掲載されており、当然会員でない人は閲覧できません。
特集記事をより深く知るのに、大変役に立つし、建築界を取り巻く世相がよくわかります。
バックナンバー閲覧、過去記事閲覧が宝探し的で楽しい
毎月のダウンロードページ数に制限があるものの、昔の特集記事を読むのは結構楽しいです。
ダウンロード可能ページ数は一月分だけ繰り越せるので、ちょこちょことダウンロードして、無駄にならないように楽しんでいます。
上の画像では、繰越して結構ダウンロードに余裕があるので、使ってしまわないともったいないですね。
バックナンバーを格安で一冊まるごと譲ってもらえるサービスがあるともっと嬉しいですね。
日経アーキテクチュア購読 ここが△
メールが来すぎてオーバーフロー気味
ケンプラッツ・プレミアムのメールと日経アーキテクチュア・プレミアムメールが定期的に送られてきます。
常に新しい情報を意識することが出来て、嬉しい半面、やっぱりメールの処理に取られる時間も少なくありません。
月2回の雑誌発行の際には、発売より先に本誌の内容が日経アーキテクチュア・プレミアムメールで送られてきます。
その号の特集記事を5分割にして、つまり5階に分けて送ってくるのですが、これがけっこう鬱陶しい。
特集のここは絶対に見逃すな、的な書き方でなく、特集を紙面のまま送ってくるだけです。
これだと紙の雑誌が要らないのでは?と思ってしまいますが、定期購読していなければ日経アーキテクチュア・プレミアム会員の会費は月2000円とかなりの高額。
中央紙といわれる新聞各社が、定期購読している人を対象にデジタル版を「有料」で申し込ませているのと同じ仕組です。
この際デジタルデータだけでいいよという人にとっても、雑誌を定期購読するよりも費用がかかるプランを申し込む人はごく少数でしょう。
日経アーキテクチュア・プレミアムのみの定期購読は26200円/年、雑誌+日経アーキテクチュア・プレミアムの場合は27250円/年です。
たかだか1000円ケチって、雑誌分を省く意味が殆どありません。
少々話がずれましたが、もっと要点をまとめたメールを送ってきて欲しいということです。
日経BPメールが、もはやスパム
日経アーキテクチュアとは無関係の、ほぼ広告だけの内容で「日経BPメール」メールが送られて来ます。
ひどい時は1日に3通も届くので、私はGmailの設定でそっと「迷惑メール」に分類しておきました。
楽天ほどでは無いにしても、全く興味のない広告を垂れ流し続けられるのは気分が悪いです。
そのせいで大事なメールを読み逃したら、元も子もありません。
広告は重要な収入源なのは分かりますが、節操が無いやり方ではゲンナリです。
昔に比べて、本が薄くなった??
10年以上、日経アーキテクチュアの購読から離れていたので、その間に少しずつ紙面が削られていったのか、もともと今と同じくらいだったのか、検証することが出来ないので推測の域を出ません。
もしかしたら、広告が減った結果、ページ数が減ったのかもしれないとも思いましたが、いずれにしても読んでみると「あれ、もう終わり?」という感覚を覚えます。
建築という専門分野で月2回の発行は大変だとは思いますが、もうちょっと紙面を充実させて頂き、お腹いっぱいとまではいかなくても、腹八分目感を味わえるような内容を望みます。
日経アーキテクチュア購読で味わうジワジワ来るプレッシャー まとめ
定期購読を始めてそれほど時間が経っていないのに、未開封本積み重なり事件が発生したのは私の不徳のいたすところであります。
決して、日経アーキテクチュアの内容が気に入らないからということではありません。
定期購読の良いところは、毎号確実に手元に届き読み逃すことがない部分ですが、一方であまり興味のわかない内容も本も勝手に届くところは微妙です。
最初からわかってはいたことですが、改めて感じさせられました。
年末になった時、果たして購読を延長しているか、一旦お休みにするか、今から楽しみ?です。
▼メールによると、amazonランキングジャンル別1位独走中らしいです。
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