お値打ち価格の炊飯器で満足できるという現実

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うちなべを買うか、炊飯器ごと新調するか、それが問題だ

うちなべはがれ

炊飯器も10年も使っていると、うちなべ(うち釜だと思っていたんですが、どうやら「うちなべ」という呼び方が正式らしい)のコーティングの剥がれが尋常でなくなってきます。
まだまだいけるとだましだまし使うか、うちなべだけを買うか、それとも炊飯器ごと新調するか。

悩みはつきませんが、様々な事情を勘案したところ、炊飯器を新調する方向で進めることになりました。

理由としては

・うちなべだけ買っても、6000円位はかかる
・2回ほど、配線をハンダ付けして修理している
・今の炊飯器の内蔵電池はすでにダメになっていて、時計が表示されない
・最新の炊飯器なら、安くても美味しく炊けるかも

といったところです。
最後は希望的観測ですが。

うちなべ(うち釜)のコーティング剥がれは、体に害がないとわかっていても気になりますし、ご飯がおいしく炊けていないのではないかと勘ぐってしまいます。とはいっても、かれこれ数年は食べてましたが。

今の炊飯器は東芝製(RC-10HZ)ですが、うちなべの底の部分にセンサーがあり、そこの配線がとても貧弱で、数年に一度、断線します。修理をしてもらおうと思ったら、なんと2万かかると言われ途方に暮れましたが、ネットで調べると配線を固定しなおせばいいだけだということが判明し、命拾いしました。
はんだコテとプラスドライバーがあれば、簡単に治せます。
はんだコテを買ってきたとしても3000円位ですから、メーカー修理がどれだけボッタクリなのか、推して知るべしといったところです。

時計機能は、電源コードを挿せば表示されるので、タイマー炊飯はプラグを差すたびに時計を合わせれば出来ないことはないのですが、まあ、面倒です。
修理の見積もりをとったら1万と言われ、即断った経緯もあります。

そして最も未知数である、新しい炊飯器はそこそこのランクのものでも、10年前の中級炊飯器よりは美味しく炊けるであろうという思い込み。
大変おめでたい思考回路であるとも言い換えられますが、結果的にうまくいったので、こんな無謀な考え方もあると世に知らしめたいと思ったわけです。

お値打ち価格の炊飯器を買うことに

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で、うちなべだけなら6000円ですから、買うとしても3万、4万クラスの炊飯器は最初から検討外。
10万以上する炊飯器もあるようですが、もちろん、論外、アウトオブ眼中です。

せいぜい、1.5万くらいでしょと物色していると、ちょうどいいお値段で評判も上々だったのが、象印の「NP-VL10-TD」です。

もともと新調する炊飯器に求めていた条件は
・1.5万円位
・IH加熱方式
・国産で名の知れたメーカー
という程度だったので、大して悩まずに決定。

さっさと購入して、早速ご飯を炊いてみました。

象印 IH炊飯器5.5合 ステンレス NP-VL10-TD
by カエレバ

1.5万の炊飯器で、十分おいしいごはんが炊けた

まずは普通に白米モードで炊飯。
水の量はうちなべの印ピッタリに合わせました。

で、炊けたご飯がこれ。

白米ふつう

見るからに美味しそうなご飯が炊けました。
いい香りが立ち昇り、お米の一粒一粒が立っているように感じます。

真ん中あたりは蒸気が水滴になり落ちたのか、多少水分が多くなっていましたが、最初に全体を軽く混ぜるのでわからなくなります。

はっきり言って、10年前の中級機(4万くらいした)と遜色ないか、むしろおいしいくらいです。

炊飯器という、もう技術革新のしどころが無さそうな家電製品ではありますが、それでもやっぱり新しいものは良く出来ているということです。

せっかくなんで、「白米熟成」というモードも試してみました。

白米熟成

正直、写真だけ見てどっちのモードで炊いたかは象印の社員でもわからないと思います。

実際、白米熟成モードで炊いたご飯は、確かに味わいがあるような、甘みが強く出ているように感じました。
ただ、ご飯がわずかですがぱさついた感じもありました。

これは好みの問題ですが、私は普通の白米モードで良いと思います。

また、最近の炊飯器は保温モードも高性能になっているようで、30時間保温しても美味しさを保つらしいです。
ただ、我が家ではご飯は保温しません。

炊けたらすぐスイッチを切り、プラグを抜いてしまいます。
食べる分だけ茶碗に盛ったら、あとはタッパーに入れるなり、ラップにくるむなりして、うちなべから移してしまいます。

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そういうわけで、保温機能のすばらしさについては、使っていないのでわかりません。
しかし、全機能を使いはしませんが、それでも思い切って炊飯器を新調して、大成功だったと思います。

「10年位炊飯器を使っていて、うちなべもだいぶ傷んできた」、とか「家族構成も変わり1升も炊くことはなくなった」、など節目だと思ったら、炊飯器は新しくしてしまうのが幸せになるための解決策なのかなと思います。

特に今回調達した炊飯器は、さすが象印、老舗だけあってソツのない性能は満足です。

炊飯器の買い替えで気をつけたいちょっとしたこと

最後に、炊飯器を買い替えてみて気になったことをひとつ。

それは炊飯時の湯気の出る位置です。

湯気の出る位置01

湯気の出る位置02

写真でもわかるように、我が家の場合で言えば、新調した炊飯器のほうが、湯気排出口の位置が奥まっていました。
これが何に影響するかというと、家電収納スペースでご飯を炊いた場合、湯気がちゃんと逃げてくれるかどうかに影響します。

湯気が出る家電を乗せる棚を目一杯引っ張りだして、一応湯気で棚下がびしょびしょになる事態は回避出来ました。
ちなみに、湯気抜き機なるものが食器棚に付いているのですが、掃除が面倒くさそうなので使う気は全くありません。
(なぜついているかは、神のみぞ知るセカイです)

湯気の出る位置03

炊飯器なんて、ご飯を炊く量が同じなら大きさも似たか寄ったかだろう、と高を括っていたらちょっとびびりました。
炊飯器上部に何もない場所で炊く方にとってはまったく関係ない話ですが、湯気の排出口の位置もメーカーや型番でだいぶ変わるということがわかりました。

もちろん、ネットで買う場合でも、炊飯器のように毎日、しかも永く使うものは、実物は見ておいたほうがいいでしょう。
湯気の排出口の位置だけでなく、掃除のし易さなんかもチェックしておくべきだと思います。

さて、今日も美味しいご飯をいただくこととしましょう。

象印 IH炊飯器5.5合 ステンレス NP-VL10-TD
by カエレバ

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